真冬の防寒具として欠かすことができないダウンコートは、ほかのアウターに比べて軽量で保温性に優れているため、冬のアウターとして活躍するアイテムです。
この記事では、ダウンコートの特徴やおすすめのブランド、選び方について紹介します。ぜひこの機会に、お気に入りのダウンコートを見つけてみましょう。
ダウンコートの特徴
ダウンコートは、ガチョウやアヒルなどの水鳥の羽毛を使用した防寒用アウターで、軽量で保温性に優れています。
同じダウンを使ったアウターにダウンジャケットがありますが、ダウンコートはお尻が隠れる丈感があるのに対し、ダウンジャケットは腰くらいの丈感という違いがあります。
また、ダウンコートはボリュームのあるシルエットで、モコモコとした質感から、ラフな印象になってしまうことがあります。
しかし、カジュアル感のあるダウンコートも黒やベージュなどの落ち着いた色であれば、きれいめコーデやタウンユースはもちろん、ビジネスシーンまで幅広く着回せるでしょう。
ダウンコートで人気があるものは?
ここでは、人気のダウンコートに共通する特徴について紹介します。ぜひダウンコートを選ぶときの参考にしてみてください。
ダウンとフェザーの割合が70~90%:30~10%のもの
ダウンとフェザーの割合が、70~90%:30~10%のものは、保温性・軽量性が高く、着心地が良い点からダウンコートのなかでも人気があります。
多くのダウンコートにはダウン〇%・フェザー〇%(または中わた〇%)という表示がされており、保温性・軽量性・弾力性・耐水性といったそれぞれのメリットを活かして作られています。
特に保温性と軽量性は、ダウンがどのくらい含まれているかによって異なり、ダウン含有量の多いダウンコートほど、品質が高いと言われています。
フィルパワーが700以上のもの
ダウンコートのフィルパワーが700以上あるものが、高品質と呼ばれ人気があります。フィルパワーとは、1オンス(約28g)の羽毛をシリンダーに入れた際の体積を示した単位のことを指します。
数値が大きいほど羽毛の膨らみが大きくなるため、中に含まれる空気の層が多くなり熱を外に逃がしにくくなるという特徴があるのです。
フィルパワーが高いダウンコートは保温性に優れているため、暖かさを求める人におすすめです。
機能性が高いもの
ダウンは水分に弱く、雨や雪に濡れてしまうと水分を含んで重くなったり、冷たくなったりするため、素材表面にはっ水性の高いものが求められます。
また、ダウンコートは傷みやすいため、耐久性が低いものは長持ちしにくくなってしまうこともあります。
そのため、ダウンコートは保温性や軽量性に優れていることはもちろん、はっ水性や耐久性など、ダウンコートを長持ちさせるために必要な機能性に優れたものが人気となっています。
シルエットや着回ししやすい色
黒やネイビー、ベージュといった着回ししやすいベーシックな色のダウンコートは、人気があります。
ベーシックな色のダウンコートは、カジュアルなコーディネートはもちろん、大人っぽい落ち着いたコーディネートにも合わせやすいでしょう。
また、デザイン・シルエットはフードにファーが付いたものや、ウエストにシェイプがきいたものなど、きれいめシルエットのダウンコートは幅広いシーンで着ることができておすすめです。
人気ブランドのもの
ダウンコートはさまざまなブランドから販売されており、ブランドによって機能性や着心地は異なります。
人気ブランドのダウンコートは、高性能かつデザイン性に優れたものが多いため、お気に入りの1着を見つけられるかもしれません。
ダウンコート選びにおすすめのブランド
防寒着として活躍するダウンコートですが、より機能性を重視するのであれば、スポーツブランドのダウンコートがおすすめです。
スポーツブランドのダウンコートはデザイン性だけではなく、機能性に優れたものが多く販売されています。
ここからは、ダウンコート選びにおすすめのブランドを紹介します。
DESCENTE(デサント)
デサントは、スキーやバレーボールなど数々のスポーツに特化したウェアの開発・販売をしている日本のスポーツブランドです。
デサントのダウンコートは、スポーツシーンに限らずタウンユースやビジネスシーンでも着回ししやすい、スタイリッシュで洗練されたデザインが魅力です。
さらに、心地良く着ることができる機能性の高さが特徴的で、ロングセラーの水沢ダウンは軽量で保温性・耐水性・透湿性に優れており、雪国でも快適に過ごすことができると高い人気を誇ります。
フードに水や雪だまりを軽減するパラフードシステムを搭載しており、高い耐水性を実現した水沢ダウンもあります。
機能性とデザイン性を重視してダウンコートを選びたい人は、ぜひデサントをチェックしてみましょう。
ダウンコートの保管方法や収納のコツ
ダウンコートは、長期保管する前に洗濯表示に従って洗濯やクリーニングなどをして、適切に保管・収納をしなければ、せっかくの機能性を失ってしまいかねません。
そこで、ここからはダウンコートの保管方法や収納のコツを紹介します。
ダウンコートの保管方法
ダウンコートの中わたに使われている羽毛は湿気に弱いため、温度や湿度が変化しやすい場所での保管は向きません。そのため、ダウンコートは一定の温度で管理できるクローゼットや押し入れなどで保管するようにしましょう。
湿気対策として、クローゼットや押し入れの中は週1~2回程度開けっ放しにして換気したり、湿気取りを使ったりするようにし、防虫対策としては防虫剤を入れておくことが大切です。
また、ダウンコートはたたんで収納するとダウン特有のふわふわ感が減少し、はっ水性に影響が出やすくなるため、保管をするときはハンガーに掛けたり、巻くようにして衣装ケースに収納したりしましょう。
ダウンコートは圧縮できる?
ダウンコートはかさばりやすいため、圧縮してコンパクトに収納しようと思う人もいるかもしれません。
しかし、ダウンコートは1度圧縮して収納してしまうと、フェザーが折れ曲がったりよれたりすることでふわふわ感がなくなり、防寒着としての機能を失ってしまうこともあります。
そのため、ダウンコートを長持ちさせるためには圧縮せずに保管することが大切です。
お気に入りのダウンコートを見つけて長く愛用しよう
ダウンコートは冬でも快適に過ごせる高い機能性はもちろん、デザイン性にも優れているものが多いため、冬場のおしゃれに活躍するアイテムです。
しかし、保管方法を間違えてしまうと防寒着としての機能を失ってしまうこともあるため、適切なケアをする必要があります。
お気に入りの1着を長く愛用できるように正しく保管・収納しましょう。