季節を問わず1年中楽しめるテニスですが、これから始めるなら、機能性を重視してテニスウェアを選んでおきたいものです。
テニスに適したウェアを身に着けることで、プレーのパフォーマンスにも違いが出てくるでしょう。
今回は、テニスウェアの基本的な選び方から、夏に重視したい機能性について紹介します。
レディース・メンズともに人気のブランドから、おすすめしたいショートパンツ・ハーフパンツをピックアップしました。テニスウェア選びの参考にしてみてください。
テニスウェアの基本的な選び方
野球やサッカー、バスケットボールなどと異なり、テニスには専用のユニフォームがありません。
快適なプレーを楽しみ、「腕」を上げていくためにも、ポイントを押さえたウェア選びを心掛けましょう。始めに覚えておきたいのは、テニスウェアは練習用と試合用で異なることです。
練習用のウェアであれば、デザインや色、裾の長さなどを自由に選ぶことができます。一方、試合用のウェアは、JTA(日本テニス協会)のルールブックに記載された規定に準ずるものに限られます。
機能性で選ぶ
テニスはコートを走り回り、多くの汗をかくスポーツです。ストレッチ性や吸汗速乾性に優れたウェアを選びましょう。汗をかいたままではウェアが重くなり、動きにくくなります。
なかなか乾かなければ体に貼り付いてしまい、プレーに集中できなくなってしまいますよね。このような不快感は、疲労を蓄積させます。
メンタルコンディションを整える意味でも、ストレッチ性や吸汗速乾性に注目しましょう。さらに抗菌防臭性があれば、周りを気にせず、プレーに集中しやすくなります。
UPFで示されるUVケア機能が備わったウェアなら、夏の日差しでも紫外線対策が可能です。
デザイン性で選ぶ
立体裁断など体の動きに合わせたデザインや急な切り替えしなど、テニスならではの複雑な動きに対応できるようなカッティング、腕や肩の動きを意識したデザインなど、プレーのしやすさを意識してみてください。
練習用のウェアは、ファッション性の高いラインナップがそろっています。おしゃれと機能性を取り入れて、モチベーションをアップさせましょう。
季節に合わせて選ぶ
夏用・冬用のウェアがありますので、防寒性の高い冬用のウェアを夏に着ることのないよう、季節に合わせたウェア選びを心掛けましょう。
ウェアのカラーにも注目してみてください。黒系のウェアは太陽の光を吸収しやすくなります。汗を素早く乾かし、涼しさを感じられるウェアを選ぶなど、ひと工夫してみましょう。
試合用ウェアは規定に合わせて選ぶ
試合用ウェアは、JTA規定に合わせて選びましょう。初心者であっても、試合に出るときには規定に合わせたテニスウェアを着用しなければなりません。
メンズなら襟付きシャツと膝が見えるショートパンツ、レディースならメンズ同様の組み合わせか、スコート・アンダースコートとの組み合わせ、もしくはワンピースのいずれかと決まっています。
「ITF(国際テニス連盟)服装規定およびJTA(日本テニス協会)ルールブック服装規定適応商品」と明記されたウェアなら大丈夫です。スポーツブランドが「ゲームシャツ」として販売しているものは、襟なしでも試合で着用できます。
最初にそろえておきたい夏のテニスウェア
テニスを始めるにあたり、これだけはそろえておきたい夏のテニスウェア、アイテムを紹介します。
半袖Tシャツ・ポロシャツ
テニスウェアでそろえたいトップスは、半袖Tシャツ・半袖ポロシャツです。
普段の練習でも、試合に準じたテニスウェアを着てみるのも良いでしょう。JTAの服装規定でも、襟付きの半袖シャツが示されています。「ゲームシャツ」として販売していれば、襟なしのTシャツでも大丈夫です。
練習用の「プラクティスウェア」は、試合用のウェアよりおしゃれなデザインが豊富にそろっています。
かっこよさやかわいさ、カジュアルさなど自分好みのウェアを選んでみましょう。夏場は特に、吸汗速乾性を重視したいものがおすすめです。
ポリエステルなど吸水性に優れ、水分を素早く乾燥させる素材はウェアのベタつきを抑えます。
ショートパンツ・ハーフパンツ
ボトムスはショートパンツ・ハーフパンツがおすすめです。脚力が求められるテニスでは、ウェアに動きやすさは欠かせません。また、試合出場時のパンツは、膝が見えることが条件です。
伸縮性のある素材、体の動きにマッチする立体裁断のデザインやポケットの深さにも注目してください。左右にボールが2つずつ入る深さがおすすめです。
スコート
レディースのテニスウェアとしておなじみのスコートもそろえてみませんか。パンツ同様、ボールをしまえるポケットがついているスコートも販売されています。
ポケットがない場合、ウエストに「テニスボールホルダー」を着ける方法もあります。通常、スコートの下にはアンダースコートかスパッツを着用します。
アンダースコートがセットになっているスコートなら脱ぎ着も簡単です。スパッツなら動きやすい膝上丈を選びましょう。
シューズ
テニスはフットワークが重要なため、専用のシューズを選びましょう。テニスコートの種類に合わせて選べば、パフォーマンスが上がると同時に、思わぬけがのリスクを遠ざけることができます。
ハードコートには、「オールコート用シューズ」か「ハードコート用シューズ」がマッチします。適度な凸凹を配したソールは基本的に平らなので、コート面をしっかりグリップしてくれます。
オムニコート・クレーコートなら「オムニ・クレーコート用シューズ」を選びましょう。オールコート用より凸凹がはっきり付いているので、砂・土でも滑らずにプレーできます。
靴下
テニスには専用の「テニスソックス」をおすすめします。テニスは広いコートを縦横無尽に走り回るスポーツなので、普段使いの靴下では穴が開きやすいものもあります。
その点、テニスソックスは通常の靴下よりフィット感やクッション性、ストップ性が高いものが多くそろっています。激しい動きを繰り返しながらも、足の負担を軽減するのに役立ちます。厚手のテニスソックスは、足腰や膝への衝撃を和らげます。
薄手でもクッション性があれば、フィット感とフットワークの向上に効果的です。いずれも吸汗速乾性に優れたテニスソックスを選ぶことをおすすめします。
帽子・サンバイザー
屋外でテニスをすることを考え、帽子・サンバイザーを用意しましょう。
吸汗速乾性や通気性に優れた素材がおすすめです。また、夏の強い日差しには、紫外線対策が必要です。
また、テニスはメンタル面も問われるスポーツです。帽子やサンバイザーのツバで視界を狭めれば、プレーに集中しやすくなります。トスアップで上を向いたときに、日差しのまぶしさを軽減できます。
夏の紫外線対策!テニスウェアは長袖やロングパンツでもOK?
夏の日差しは強いため、紫外線対策に長袖シャツやロングパンツを考えることもあるでしょう。長袖シャツやロングパンツは、夏でも練習用として着用できます。
しかし、試合での使用可否はレフリーの判断に委ねられます。紫外線から肌を守るなら、帽子やサンバイザーのほかアウターやレギンスが活用できます。
半袖シャツやショートパンツ、ハーフパンツの着こなしに、これらのUVケア対策グッズを取り入れてみてはいかがでしょうか。
夏におすすめショートパンツ・ハーフパンツはどれ?

夏におすすめのショートパンツ・ハーフパンツを、スポーツブランド「ルコックスポルティフ」からピックアップして紹介します。
レディース夏用ショートパンツ
シャンブレーパンツ
デニム風素材を取り入れたショートパンツである「シャンブレーパンツ」はシンプルなデザインで、どのようなトップスにも合わせやすいのが特徴です。
JTA公認アイテムの本品は、ブルーフレーバー・ブラック・リララヴェンドの3色から選べます。
キュロットスカート
アーガイル調のチェック柄がおしゃれな「キュロットスカート」は、JTA公認のショートパンツです。
ウエストゴムがV字型にデザインされ、テニス特有のかがむ姿勢にも圧迫感を感じさせにくくなっています。アーシーベージュ・ネイビー・ホワイトが用意されています。
レディース夏用ハーフパンツ
6分丈パンツ
裾に向かって引き締まったデザインの「6分丈パンツ」は、左サイドにシンボルマークの雄鶏とラインがプリントされています。ブラック・ネイビー・ホワイトの3色から選べる、定番のパンツです。
メンズ夏用ショートパンツ
ゲームパンツ
JTA公認の「ゲームパンツ」は、コーディネートしやすいシンプルなデザインに仕上がっています。吸汗速乾性とUPF50機能を備えており、夏場のプレーも快適に楽しめそうです。
ストレッチが特徴の「SOLOTEXストレッチウーブン」素材を取り入れた「ゲームパンツ」です。JTA公認アイテムの本品は、立体パターンによりプレー中の快適な動きをサポートしてくれます。
夏のテニスウェアは機能性の高いショートパンツで快適に
夏だからこそ知っておきたいテニスウェアの選び方を紹介しました。テニス特有の体の動き、季節を考えると、機能性の高いウェアが求められます。
夏には機能性の高いショートパンツで、快適なプレーを楽しんでみてはいかがでしょうか。