ゴルフ場に行く前に知っておきたいファッションのこと。2022年秋冬おすすめメンズコーデ

ゴルフ場に行く前に知っておきたいファッションのこと。2022年秋冬おすすめメンズコーデ

  • 2022/09/07 (水)
  • 2023/12/07 (木)

ゴルフ場は服装に関する規定(ドレスコード)が多い――というのは、ゴルフを始めた人なら聞いたことがあるはず。

実際、ゴルフ場のサイトにアクセスするとドレスコードが必ず掲載されており、なかには「そんなに細かいことまで指示されるの?」というものも。特に歴史ある名門コースであるほどその傾向が強くなります。

一方で、近年では、ドレスコードの規定が細かくないもしくはドレスコード自体がないゴルフ場も数多くあります。友人同士で気軽なファッションでプレーするのも、ゴルフの楽しみ方の一つと言えます。

逆に言うと、初心者にとっては「どこまでがOKでどこからがダメなの?」という境界線が分かりづらくなっている状態かもしれません。

この記事では、メインとなるゴルフウェアの選び方について解説。着こなし方やコーディネートのポイントをたっぷり識者に教えてもらいます。

ピックアップしたのは、デサントゴルフ・ルコックスポルティフ ゴルフ・マンシングウェア・スリクソンの4ブランドの2022年秋冬アイテムで、おすすめの16コーデを紹介。ぜひ参考にしてみてください。

【シャツ/ポロシャツ】ゴルフでは襟付きシャツが一番安心

ゴルフ場に行く際の定番とも言えるポロシャツ。シャツ単体で見れば、襟が付いたシャツで華美な色合いやデザインでなければ、ドレスコードに厳しいところでも抵触することはありません。

ただし、ゴルフ場によっては、裾をパンツにインするかアウトかでもOKが分かれているケースがあるので事前に確認しておきましょう。

動きやすさなど機能性を重視したい人は速乾性に優れた素材を使ったゴルフウェアを選んだり、少し個性を出したい人は、下記のようなさりげない工夫があしらわれたウェアをピックアップしたりするのが良いでしょう。

ちなみに、秋冬の場合はアウターを羽織るのでポロシャツの襟元しか見えないことも多く、デザイン面を指摘される心配はほとんどありません。

ルコックスポルティフ ゴルフの長袖ポロシャツ

「襟元」という言葉が出てきましたが、その点で言うと、最近多い「モックネックシャツ」は少し注意が必要です。

「モック」とは「見せかけの」「偽の」といった意味があり、ゴルフ場によっては襟付きと見なしてくれないこともあります。

アウターがフォーマルなデザインだったり上品な色使いだったりすると許容してくれる可能性が高くなりますが、アウターがカジュアルでインナーがモックネックシャツだと、名門ゴルフ場ではドレスコードに抵触するリスクがあります。

デサントゴルフのモックネックシャツ

【ボトムス】ストレッチタイプがおすすめ

ボトムスのドレスコードは、過去にプロゴルフトーナメントで選手が着用した際に物議を醸したのがカーゴパンツと迷彩柄パンツです。

これらのボトムスがトーナメントでの着用が禁止されたため、ゴルフ場のドレスコードでも禁止になっていることが多いです。

また、ジーンズやデニムパンツ、スウェットパンツやトレーニングウェアなどもふさわしくない服装と見なされています。

一方で、「うちのゴルフ場はドレスコードを撤廃しました」と公言している施設もあります。「GDO茅ヶ崎ゴルフリンクス」(神奈川県)や「ベルビュー長尾ゴルフ倶楽部」(静岡県)などは服装の制限がありません。

ほかのプレーヤーが不愉快と感じる服装でなければ、どんな格好でもラウンドができます。ですからカジュアルな服装でプレーしたければ、そういったゴルフ場に行けば良いわけです。

機能面で言えば、ボトムスもストレッチ性能が高いアイテムがおすすめ。

ゴルフは長時間動き回るスポーツのため、できるだけ足に負担のかかりにくいものを選ぶ必要があります。ストレッチタイプのものであれば、スイング時の下半身の動作もスムーズに行えることでしょう。

ストレッチ性のあるゴルフウェア

【アウター】フード付きパーカーは注意が必要

アウターのドレスコードは、フード付きパーカーをプロゴルファーが試合で着用したときに必ず賛否両論が巻き起こります。禁止しているゴルフ場も多いですから、注意が必要です。

それ以外は特に気にする必要はありませんが、アウターがカジュアルな場合はインナーをフォーマル(襟付きシャツ)にしてバランスを取ったほうが無難です。

逆にインナーでモックネックシャツを着用する場合は、アウターで襟付きのウェアを着用すればバランスが良くなります。

機能面で言えば、日本のゴルフ場の多くは山の中にありますから、冬は寒いです。

しかし、防寒を重視すると動きにくくなりますから、発熱性能のある機能性インナーを着用し、できる限り少ない枚数で温かさをキープするファッションが人気です。

ダウンのような防寒着はショット以外のときに着用し、ショット時は脱ぐ(乗用カートのカゴに入れておく)というプレースタイルのゴルファーも多く見られます。

では、ゴルファーの好ましい着こなしをスタイリストの栃木雅広さんに教えてもらいましょう。

<識者紹介>
スタイリスト 栃木雅広さん

自らも月2~3回のペースでラウンドを欠かさないゴルフ愛好家のスタイリスト。ゴルフ場で普段見かけるゴルファーの姿を観察しながら的確なアドバイスと洗練されたコーディネートを教えてくれます。

スタイリストの栃木雅広さん

「男性に関して言えば、格好が派手でプレーが下手だと目立ってしまいますから、最初のうちはベーシックな格好をしておいたほうが良いという気がします。

これはゴルフに限ったことではありませんが、一番大事なのはウェアのサイズです。サイズが自分の体型に合っていないとウェアが安っぽく見えたり、清潔感がなくなったりします。

同じMサイズのウェアでも、ブランドによってフィット感やシルエットが変わりますから、前後のSサイズやLサイズも試着してみたほうが良いでしょう。体型に合ったウェアを着れば、スイングもしやすくなります。

秋冬シーズンは体の中心を温めて、腕や肩まわりは動きやすいゴルフウェアを選び、プレーするのが良いと思います。」(栃木さん)

ここからは、栃木さんにコーディネートしてもらった秋冬のおすすめを紹介。オーセンティックな着こなしから、カジュアルなもの、スポーティーなスタイルまで幅広く提案してもらいました。

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