【入門・サイクリング#1】自転車を愛する7人に聞いた、始めたきっかけと続ける理由

【入門・サイクリング#1】自転車を愛する7人に聞く、始めたきっかけと続ける理由

  • 2021/08/16 (月)
  • 2022/03/30 (水)

安全運転を、全方位的に考える

BEAMS T 原宿 ショップマネージャーの日下拓哉さん

※前後輪にブレーキを備えています。

日下拓哉/BEAMS T 原宿 ショップマネージャー
自転車歴:16年
現在の愛車:SURLY「Pacer」

――まずは、自転車に本格的に乗り始めたきっかけについて教えてください。

ピストバイクブームの初期、アメリカのストリートシーンに衝撃を受けたのがきっかけです。

特に、MASHというクルーから始まったFIXED BIKE(ピストバイク)カルチャーに熱中して、サンフランシスコには何度も行きました。

現地で同じように自転車に乗る人たちと仲良くなったり、競技に参加したり。そんな風に楽しんでいました。

自転車で道を走る日下さん

日本でも、「北アルプス山麓グランフォンド」をはじめ、過酷なレースをいくつも走破してきました!回り回って、今はちょっとした買い物のときや、近所で乗る程度。無理せず街乗りしています。

――一時はそれだけのめり込んで、突き詰めてきたからこそ言える、安全運転の秘訣はありますか?

やはりスピードが出ていると事故につながるので、まずは時間に余裕を持つこと。僕も鎖骨を2回折っているのですが、いずれも過度にスピードを出していたときでした。

自分の自転車の車幅を把握しておくことも大切ですね。もちろん、交通ルールを守ることも!

トゥありのサンダル

サングラスをする日下さん

――自転車に乗るときの服装のルールや、必携品はありますか?

今日の服装については、夏なのでサンダルを履きたいところですが、つま先が出ていると危険なのでトゥありのものを。靴下も、チェーン汚れやけがを防止するために厚手のロングタイプを履いています。

ガーミンのGPSウォッチも必携品の1つです。心拍数や走行距離などを管理できるので、レースのときも付けていました。普段はメタルバンドですが、体を動かすときには丸洗いできるラバーバンドに付け替えます。

自転車のフレームに取り付けられたフレームバッグ

――サドルや変速周りなど、競技にのめり込んでいた頃の名残も見られますね。そうしたカスタムで、街乗りに取り入れるのにおすすめのものはありますか?

フレームバッグはおすすめです。汗ばむ夏に、バッグを背負わず手ぶらで乗れるので快適。フロントやリア部分に付けるタイプのサイクルバッグもありますが、フレームバッグなら重心が真ん中になって安定します。

自転車に乗ったままサッと荷物を取り出せるのも便利ですよ。

運動不足を効率良く解消する

ウェブデザイナーの中島直樹さん

中島直樹/ウェブデザイナー
自転車歴:19年
現在の愛車:FUJI

――自転車に乗るようになったきっかけ、目的について教えてください。

職場でリモートワークが始まってから、家で過ごす時間が多くなり、体を動かす機会がめっきり減ってしまいました。通っていたジムにも行けなくなり、25歳くらいから増え続けていた体重に拍車をかけるようにして、さらに3、4kgプラス…。

自転車で走る中嶋さん

それまでも自転車には日常的に乗っていましたが、そこからは完全にダイエット目的に(笑)。休日に、わざわざ自宅から遠い浅草まで1時間以上かけて自転車で行くこともあります。

――自転車に乗るときのマイルールや、必携品はありますか?

坂道は、逃げずに登り切ること。日焼けしないよう、真夏でも長袖を着ること。いずれも、発汗を促してダイエット効果を高めるためでもあります!

中嶋さんの愛車、FUJIのサドル部分

自転車を引いて歩く中嶋さん

――自転車でよく行く場所はありますか?

美術館に行くときには、よく自転車を使います。買い物をすると荷物が増えてしまうので、できるだけ手ぶらで済む場所に行くことが多いです。

あとは、仕事の合間に少し足を伸ばしてランチを食べに行くことが、毎日のちょっとした気晴らしになっています。

――自宅にこもっての作業時間が長くなってしまっただけに、ちょっとした息抜きが、インプットの時間になっていたり、思わぬ仕事のアイデアを生んだりしそうですね。

そうですね。自宅のデスクに座って悶々と考えているよりも、自転車に乗って体を動かしていたほうが頭もクリアになりますし、その後の集中力や作業効率も上がるような気がします。

自転車を漕ぐ中嶋さん

また、車や電車だと簡単に行けないようなお店にもアクセスしやすかったりするので、そうした場所での出会いや発見も醍醐味ですね。

子どもと一緒に遊びやすく、それでいておしゃれに

美容師の種部裕大さん

種部裕大/美容師
自転車歴:24年
現在の愛車:zunow

――自転車に本格的に乗り始めたきっかけについて教えてください。

地元で美容室のアルバイトをしていたとき、先輩の自転車を格安で譲ってもらったのがきっかけです。元々スケートを本気でやっていたので、スタイル的にもハマりました。

その後、10年前くらいのピストバイクブームでMASHのかっこよさにシビれて再燃、今に至ります。

種部さんの息子さんの後ろ姿

種部さん親子とzunow

――2歳の息子さんがいる今は、その頃とは自転車との付き合い方が変わりましたか?同じようにお子さんがいる場合で、これから自転車を始めようと考えている人には、どんな楽しみ方をおすすめしますか?

息子が生まれてからは、都心にあまり出かけなくなりました。休みの日は、妻の電動自転車に息子を乗せて3人で近所の公園に出かけるように。

自分の自転車のカスタムもだんだんと実用重視になってきて、一番最近は、フロントのカゴを付けました。

公園の写真

ただ、実用一辺倒だと見た目が犠牲になりがちなので、ベースはSURLYなんかの現行フレームを選ぶのが良いかもしれません。子どもと一緒に遊びやすく、それでいておしゃれに。

最近は、子ども用のSTRIDERをカスタムする文化も盛り上がっているので、親子で一緒に楽しめると良いですよね!

――現在の愛車のこだわりについても教えてください。

大阪のzunowというメーカーの古いフレームをカスタムしたものです。知り合いが地元で経営していた自転車屋をたたむときに、安く譲ってもらって。

当時はピストブームの最初期で、情報もパーツもかなり少なかったので、人に教わりながら手探りで組んでいました。

zunowのカゴとタイヤ

サドルは、当時まだ1店舗しかなかったBLUE LUGの店員さんと物々交換したもの。

――人から直接教わったり、誰かとパーツを交換し合ったりと、自転車がコミュニケーションツールの1つにもなっていたと。

確かに、友人や同僚の自転車を組んであげたり、物々交換したり、そういったことは10年前の当時は結構頻繁にやっていました。パーツを探すのも、ヴィンテージのジーンズを探すのと同じような感覚だったかも。

今でも美容室のお客さんと、自転車をきっかけにグッと距離が近くなったりすることがあります。

サイクルメーターで、ライドを2度楽しむ

バリスタのBAMBIさん

※前後輪にブレーキを備えています。

BAMBI/バリスタ
自転車歴:30年
現在の愛車:DURCUS ONE「MASTER」

――自転車に本格的に乗り始めたきっかけやエピソードについて教えてください。

小学生の頃から、どこに行くにも自転車でした。

高校生の頃には、同級生のなかで1人だけクロスバイクに乗って通学していて。その頃に通っていた地元の自転車店で見つけた『メッセンジャースタイル』という写真集で知ったメッセンジャーという仕事が、ずっと忘れられなかった。

その後役者を目指して上京したのですが、いつの間にかメッセンジャーになり、どっぷりと自転車にハマっていきました。

BAMBIさんの愛車、DURCUS ONE「MASTER」

自転車に乗るBAMBIさん

――メッセンジャーだった頃から使っているアイテムで、街乗りにもおすすめの必携品はありますか?

走行距離やスピード、GPS地図などを管理できるサイクルメーターはおすすめです。

STRAVAというスマホアプリに連動すれば、走行ルートを簡単にデータ化できるので、「今日はこんなところまで行ったんだ」とか、「この区間の自己ベストを出した!」とか、1つのライドを2度楽しむことができる。

SNS的な使い方もできるので、コミュニティーも広がりますよ。

BAMBIさん愛車のタイヤ

――メッセンジャーを経て、今はバリスタとして活躍していますね。同じくらい長くのめり込んでいるということですが、両者には共通点がありますか?

ラテ1杯を淹れるのにも、バリスタたちは、ピッチャーやタンパーなどを自分好みにカスタムするのが好きです。そうした“ギア”へのこだわりや楽しみは、もしかすると自転車にも通じるのかも。

ヘルメットをかぶってるBAMBIさん

実際、今僕が働いているコーヒーショップのスタッフたちも、実は全員サイクリスト。自分たちでデリバリーも行っています!

――ずばり、自転車に乗ることの醍醐味は何ですか?

単純に、自分の力でいろいろな所へ行けるのは楽しい。それが一番です。四季をダイレクトに感じることができるのも良いですね。そうした気持ちは、メッセンジャーになる前も今も変わりません。

第2回目は、10月公開予定です。

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