テニスは季節を問わずプレーできるスポーツです。お気に入りのウェアで、楽しいテニスライフを送りたいですね。とはいえ新しくスポーツを始めるときは、何からそろえれば良いか迷う人もいるでしょう。
今回は、試合出場に欠かせないテニスウェアの規定や、初心者がそろえたいテニスウェアを紹介します。
人気のブランドから、試合で使えるウェア・ゲームシャツもピックアップしました。初めてのテニスウェア選びの参考にしてみてください。
テニスウェアとは
テニスには、野球やサッカーのような専用のユニフォームがありません。練習用のテニスウェアにも決まりがないため、運動できるスタイルであれば問題ありません。
動きやすさ、機能性、デザイン、色などを自由に選び、着こなしを楽しむことができます。
一方、公式の試合に臨む際は、規定に従ってテニスウェアを着用することが決められています。規定以外のテニスウェアを着用してテニスコートに入ると注意を受け、試合に出場できなくなります。
テニスウェアの規定(メンズ・レディース)
テニスウェアの規定は、JTA(日本テニス協会)のルールブックに記載されています。初心者でも公式試合に出るようになると、規定をクリアしなければなりません。
基本的に、プレーにふさわしく清潔感があるウェアです。
ゲームシャツとは
ゲームシャツは、スポーツのユニフォームのようなもので、試合で着用するシャツを言います。テニスには独自の形状のユニフォームはありません。
試合に出る際は「ITF(国際テニス連盟)服装規定およびJTA(日本テニス協会)ルールブック服装規定適応商品」と記載されたウェアなら問題ありませんが、襟なしTシャツでも「ゲームシャツ」として販売されていれば試合でも着用できます。
試合用テニスウェアの規定
メンズは、トップスが襟付きシャツやゲームシャツ、ボトムスがパンツの組み合わせで試合に出場します。パンツは膝が見える長さです。
レディースは、襟付きシャツとショートパンツ、またはスコートとの組み合わせ、もしくはワンピースのいずれかを着用します。トップスはメンズと同じく、ゲームシャツもOKです。パンツ・スコートは膝が見えることが条件です。
試合用テニスウェアにはロゴにも規定がある
試合用のテニスウェアは、ロゴにも規定があります。着用するアイテムごとに、ロゴの大きさや付ける位置、個数が決められており、ロゴの規定に違反したウェアを着ていると公式試合には出られません。
ウェア
シャツに付けるロゴは、メンズの場合、両袖に大きめのロゴを2つずつ、前身頃か襟に大きめのロゴを2つです。なお、前身頃と襟に1つのみの場合は、後身頃に小さめのロゴを1つ付けます。
レディースの場合、両袖に大きめのロゴを1つずつ、前身頃と襟に大きめのロゴを1つか、小さめのロゴを2つ付けます。
パンツには、大きめのロゴを1つか、小さめのロゴを2つ付けます。なお、ワンピースは、ウェストから上がシャツ、下がスコートとして規定されます。
帽子・インナー・靴下
帽子には前面に1つ付けます。スパッツはパンツと同じ付け方です。靴下に付けるロゴ数や大きさに制限はありません。
ラケット
フレーム・ストリングへのロゴ数や大きさに制限はありません。
初心者がそろえたいテニスウェアの種類
初心者でも大会など公式試合に出る場合は服装規定があるので、始めからJTAのルールに対応しているウェアを選ぶのも良いでしょう。
練習には、格好良くおしゃれなウェアを選ぶと、モチベーションアップが期待できます。
シャツ
試合では規定に沿ったウェアが求められますが、普段の練習の際は、スポーツ用の半袖Tシャツやポロシャツを着用しても大丈夫です。
テニスはたくさん汗をかく激しいスポーツなので、吸汗速乾素材でできているシャツがおすすめです。汗の重さで動きづらいシーンを減らせるでしょう。抗菌防臭性があれば、周りを気にせずプレーに集中できますね。
パンツ
トップスをTシャツにしたら、ボトムスはハーフパンツやショートパンツを合わせてみましょう。
通常テニスウェアとして販売されているパンツなら、テニスボールを入れるポケットが付いています。スポーツウェアをテニス用に着用する場合は、左右にそれぞれ2個ずつ入るポケットの深さがおすすめです。
レディースなら、シャツの下にスコートを合わせても良いでしょう。
パンツ同様、テニスボールを入れるポケットが付いているタイプもありますし、テニスボールホルダーをウェストに装着する方法もあります。
また、一般的にスコートの下にはアンダースコートを着用しますが、アンダースコートと一体型のスコートなら脱ぎ着も簡単です。
ゲームシャツ・パンツ
ステップアップを見越して、試合に出られるゲームシャツ・パンツをそろえておきましょう。
試合用テニスウェアには規定がありますが、スポーツブランドが「ゲームシャツ」として出しているシャツなら、襟付き・襟なしのどちらでも大丈夫です。Tシャツも同様です。
ワンピース
トップスとボトムスが一体となるワンピースの形をしたテニスウェアです。上下で分かれていないので、脱ぎ着しやすいのがメリットです。
シューズ
フットワークのパフォーマンスを発揮するためにも、テニス専用のシューズを選びましょう。コートの材質に合わせた選択で、けがの対策にもつながります。
例えばオムニコート・クレーコート用シューズは、ソールの凸凹により、砂や土でも滑りにくくできています。オールコート用シューズは、オムニ・クレー用よりも平らかなソールでできています。ほど良いホールド感と滑り感が両立できるシューズです。
靴下
テニスは激しく汗をかくスポーツです。コートを走り回り、時に急ブレーキをかけることもあります。かなりの運動量になるので、テニスをするために作られた「テニスソックス」を用意しましょう。
厚めにできているので、普段使いの靴下より長持ちするタイプや通気性を考慮しているものもあり、夏場でも快適に使用できるアイテムです。
帽子・サンバイザー
屋外でテニスをするなら、帽子・サンバイザーをかぶりましょう。日差しが当たりにくく紫外線対策にもなります。視野を狭めることで、集中力が高まる効果も期待できます。
このほか、トスアップ時のまぶしさも軽減できます。特に強い日差しの下では、眼の下で光が反射するため、ツバの裏の色は「黒」をおすすめします。まぶしさが軽減され、太陽の下でもボールを見落としにくくなります。
人気ブランドから選ぼう!おすすめゲームシャツ

ここで、試合で使えるゲームシャツを、人気のスポーツブランド「ルコックスポルティフ」から紹介します。
レディース用おすすめゲームシャツ
半袖シャツ
ルコックスポルティフオリジナルデザインの「半袖シャツ」は、胸元の切り返し部分に花柄をプリントした春夏の注目モデルです。
吸汗速乾性に優れた素材で、カラーはアイリス・ネイビー・ホワイトから選べる、JTA公認のゲームシャツです。
レディース用おすすめゲームスコート
ゲームスコート(インナー付)
こちらもJTA公認の「ゲームスコート(インナー付)」です。
吸汗性の素材で作られた定番商品の一つで、ルコックスポルティフのシンボルマーク、「三角に雄鶏」が裾にあしらわれています。ネイビー・ホワイトの2色から選べます。
レディース用おすすめワンピース
クラシックワンピース
トリコロール配色が印象的な「クラシックワンピース」。清潔感あるデザインと、肌触りの良さが特徴です。JTA公認アイテムの本品は吸汗速乾性とUPF30を備えており、日差しの下でもプレーに集中できそうです。
メンズ用おすすめゲームシャツ
半袖ポロシャツ
ほど良く立ち上がった襟がおしゃれな「半袖ポロシャツ」はストレスなくスイングできるよう、脇部分のパーツが1枚構造になっています。
UPF50+という優れたUVケア機能を持つ本品も、JTAの公認アイテムです。アースカラーを大胆に配色したアーシーレッド、落ち着いたカラーでデザインしたネイビーの2色から選べます。
メンズ用おすすめゲームパンツ
ゲームパンツ
動きやすさを追い求める「ゲームパンツ」は、「SOLOTEX ストレッチウーブン」というナチュラルな風合いとストレッチ性が特徴の素材を取り入れました。
立体パターンによりプレー中の快適な動きをサポートします。ブラック・ネイビー・ホワイトから選べます。
テニスウェアの規定を知ってゲームシャツを正しく選ぼう
今回はテニスウェアの規定や初心者がそろえたいウェア、おすすめ商品を紹介しました。
練習では動きやすい服装で問題ありませんが、試合に出るには、規定に準じたウェアが必要です。また、テニスウェアとして作られたウェアであれば、より快適にプレーできます。
これからテニスを始める人も、テニスウェアの規定を知って、正しいゲームシャツ選びにチャレンジしてみませんか。