テニス肘になる原因は?サポーターやマッサージ、アンダーウェアで対策を

  • 2021/03/30 (火)
  • 2023/12/13 (水)

テニスをプレーするうえで、誰もが陥る可能性のある疾患の一つに、テニス肘があります。
テニス肘とは、肘の外側に痛みが生じるもので、テニスプレイヤーの多くが経験する症状です。

そこで今回は、テニス肘の症状や原因、肘を痛めてしまった場合に痛みを緩和する方法についても解説していきます。

テニス肘とは?

テニス肘とは?

テニス肘とは、テニスプレイヤーのおよそ3~5割が経験していると言われる肘の疾患です。

正式には、上腕骨外側上顆炎という病気ですが、テニスをしている人に症状が現れることが多いため、テニス肘やテニスエルボーという呼称でも知られるようになりました。

テニス肘の症状

テニス肘の症状は、テニスのラケットを持ったり振ったりする動作だけでなく、何かをつかんで持ち上げようとしたり、タオルを絞ったりという動作を行ったときにも、肘の外側から手首側に向かって痛みが起こるというものです。

重いものを持ち上げるときだけでなく、ペットボトルのキャップを開けようとするだけでも痛みが走ることがあります。

テニス肘の症状には個人差があり、急激に強い痛みを感じるようになったという人もいれば、徐々に痛みが強くなったという人もいます。

安静にしているときには痛みは起こらないことがほとんどですが、放置していると痛みが増してしまったり重症化してしまったりということもあるので、肘の外側に痛みを感じたときは整形外科など専門医に相談しましょう。

テニス肘を引き起こす原因

テニス肘になる原因は、手首や手関節伸筋群、肘の外側に繰り返し負担がかかることだと考えられています。

テニスでは何度もラケットを振る動作を行うことで、負担が蓄積して炎症を起こし、テニス肘になってしまうのです。

テニス肘はゴルフなどのスポーツでも発症しますが、これも素振りの動作を繰り返すことで負担が蓄積することが原因と考えられています。

また、日常生活では赤ちゃんを抱っこしてあやす動作を繰り返すことでも発生します。

さらに、年齢を重ねることでもテニス肘を発症する人が増えます。これは加齢に伴い筋肉の柔軟性が減り、腱が衰えることで起きるものと考えられています。

テニス肘の痛みを和らげる方法は?

テニス肘の痛みを和らげる方法は?

テニス肘は、軽症であれば数週間で完治することもありますが、重症となると治るまでにさらに時間がかかります。

安静にしていれば痛みは感じないことがほとんどですが、とはいえ常に安静にするというのは難しいものです。そこで、ここからはテニス肘の痛みを緩和する方法を紹介します。

アイシングをする

テニス肘は筋肉の炎症が原因と考えられているため、炎症を起こしているときは、患部を冷やすことが有効です。特にテニス肘には、マッサージを併用することで痛みの緩和が期待できます。

ただし、慢性化している場合、アイシングは逆効果になってしまうため注意しましょう。

ストレッチをする

テニス肘の痛みを緩和するには、手首を伸ばすストレッチが効果的とされています。

手のひらを上に向けて肘を伸ばすことを意識しながら腕を真っ直ぐ伸ばし、反対側の手で指をつかんでゆっくり手首を下に逸らします。筋が伸びていると感じたところで15秒静止してゆっくり手を放しましょう。

サポーターを着ける

テニス肘は、本来そこにあるはずのない異常な血管に、血液が送られることも痛みの原因と考えられているため、腕にサポーター(バンド)を巻き、異常な血管へ血液が送られるのを邪魔することで痛みを緩和させる狙いがあります。

サポーターは、痛みのある場所を軸に5cmほど手首側に付けます。サポーターの巻き方が緩いと効果が薄れてしまうので、患部がしっかりと圧迫されるよう、適度に締め付けるようにしましょう。

テーピングで代用も可能

サポーターがない場合は、テーピングを使用しても一定の痛みの緩和は期待できます。

サポーターを巻く場所と同じく、痛みのある場所から5cmほど手首側の位置にテーピングを巻き付け、痛みが緩和されているか確認しましょう。

ただし、テーピングはあくまでもサポーターの代用です。まずは整形外科などの病院にかかって治療を受けながら、早めにサポーターも用意するようにしてください。

ウォームアップでケアをする

激しい痛みがある場合は安静が必要ですが、そうでない場合は、テニスをする前にウォームアップとしてトレーニングを行うこともおすすめです。

例えば、簡単な前腕のトレーニングとして、グーパー運動などがあります。腕を前に伸ばし、手をグーパー・グーパーと繰り返すことで屈筋群や伸筋群のトレーニングになります。

プレースタイルを見直す

肘の痛みがある間はテニスを控えることが一番ですが、痛みが落ち着いた後の予防策としては、自分のプレースタイルや使用しているラケットを見直すのも有効です。

例えば、バックハンドを片手打ちしていたという人は、両手でのバックハンドに変えるだけで、片腕にかかる負担を軽減することができます。

テニスウェアやアンダーウェア選びにおすすめのブランド

ルコックスポルティフ、半袖シャツ、アドバンテージパンツ

テニス肘について紹介しましたが、体への負担を軽減するには、動きやすいウェアを着用することは大前提です。

ここからは、テニスウェア選びにおすすめのブランドを紹介します。

le coq sportif(ルコックスポルティフ)

ルコックスポルティフ ロゴ

フランス発祥のルコックスポルティフは、数多くのテニスウェアを生み出しており、世界各国に多くのファンを持つスポーツブランドです。

テニス初心者からプロテニスプレイヤーまで幅広い層に選ばれているブランドで、老若男女問わず着用しやすい洗練されたデザインも人気の理由です。

もちろんウェアの機能性も優れており、テニスの服装規定に則ったウェアが販売されているので、試合に出場する人も安心して選ぶことができます。

テニス肘を予防するためにも、機能性の高いテニスウェアが欲しいという人におすすめです。

テニスの肘用サポーターやアンダーウェアを着用しよう!

ルコックスポルティフ、長袖シャツ、ハーフパンツ

テニス肘は、軽症の段階で正しい治療を受ければ、比較的早く痛みが治まる病気だと言われています。

しかし、重症化してしまうと長く痛みを伴うことになるため、肘の外側に痛みを感じたときは、早めに整形外科などの専門医を受診しましょう。

テニスをプレーするときは、動きやすいウェアを着用するとともに、コンプレッション機能のあるアンダーウェアやサポーターの着用がおすすめです。

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