サウナの入り方や「ととのう」ためのコツを解説!水風呂や外気浴も必要?

サウナの入り方や「ととのう」ためのコツを解説!水風呂や外気浴も必要?

  • 2021/10/05 (火)
  • 2023/07/26 (水)

健康や心身リフレッシュのためにサウナへ通う人が増えており、「サ活(“サウナ活動”の略)」や「ととのう」といった言葉を耳にする機会も増えてきました。

この記事では、これからサ活を始めたいという人に向け、サウナの基本的な入り方やととのうためのコツ、サウナに入るときの注意点をまとめて紹介します。

サウナの入り方!まずは基本を知っておこう

サウナの入り方!まずは基本を知っておこう

まずは、サウナの基本的な入り方について紹介します。入り方の流れを知って、サウナを楽しみましょう。

水分補給をする

サウナではたくさん汗をかきます。サウナに入る前には水分補給をして、脱水に注意しましょう。
また、水分をたっぷりととっておくことで、サウナでしっかり気持ちの良い汗をかくことができます。

体と髪を洗う

サウナに入る前には、体と頭を洗っておくようにしましょう。

ほかの利用者へのエチケットとしてはもちろんですが、頭皮や皮膚が汚れた状態でサウナに入るよりも、汚れをきれいに洗い流してからサウナに入るほうが、より汗をかきやすくなります。

サウナに入る

体と頭をきれいに洗ったら、サウナに入りましょう。サウナ室の温度や湿度にもよりますが、サウナには5~10分程度、無理のない範囲で入ることをおすすめします。

また、サウナ室は座る位置が高くなるほど体感温度も上がっていきます。サウナに長く入りたい人や熱いと感じる人は、下段に座るようにしましょう。

かけ湯をして、水風呂に入る

サウナから出たら、かけ湯やシャワーで汗を洗い流してから、水風呂につかります。ぬるま湯を使って汗を流すと、水風呂に入りやすくなるでしょう。

水風呂の冷たさは施設ごとに異なりますが、水風呂に長くつかっていると体が冷えすぎてしまうこともあるので、1~2分程度軽くつかるのがおすすめです。

外気浴をする

水風呂から上がったら、体を拭いて休憩スペースに移動し、外気浴をしましょう。外気浴とは、サウナ・水風呂の後に外気に当たりながら体を冷ますことを指します。

また、サウナ後の体は汗をかいているため、水分補給をしながらリラックスできる姿勢で休憩することが大切です。

サウナで「ととのう」とは?入り方のコツ

サウナで「ととのう」とは?入り方のコツ

サウナ用語として、「ととのう」という言葉を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。

続いては、「ととのう」とはどんな状態を指すのか、「ととのう」ためのサウナの入り方のコツについて紹介します。

「ととのう」とはどういう状態?

サウナ用語としてよく使われる「ととのう」とは、快感状態を指す言葉の一種で、心身ともに整った状態のことを指します。

「サウナハイ」「サウナトランス」と呼ばれることもあり、マラソンで起こるランナーズハイに似ているほか、瞑想のような効果もあると言われ、サウナで「ととのう」ことによって、集中力の向上やストレス解消などが期待できます。

サウナで「ととのう」ための入り方のコツ

サウナで「ととのう」ための入り方にはコツがあります。

まずは5~10分程度、汗がダラダラ出る直前までサウナに入り、サウナから出たらぬるめのシャワーで汗を流します。そして30秒~1分程度水風呂につかり、外気浴で5~10分休憩をします。

もちろん個人差はありますが、この流れを2~3回ほど繰り返すことで、「ととのう」と呼ばれる快感状態になりやすいと言われています。

サウナの種類によって入り方も変えたほうが良い?

サウナの種類によって入り方も変えたほうが良い?

サウナには、ドライサウナやスチームサウナ(ミストサウナ)、低温サウナ(遠赤外線サウナ)とさまざまな種類があります。

基本的なサウナの入り方を覚えたら、次はサウナの種類によって入り方を変えるべきかどうかも把握しておきましょう。

ドライサウナの入り方

ドライサウナは日本の主流のサウナで、室温は80~100℃前後、湿度は10%前後に保たれており、高温サウナとも呼ばれることもあります。

ドライサウナの入り方は、基本的なサウナの入り方として前述した通り、水風呂と併用しましょう。

スチームサウナ(ミストサウナ)の入り方

スチームサウナ(ミストサウナ)は、温度は40~60℃前後、湿度は100%にもなるサウナで、室内に蒸気が充満しているのが特徴です。

スチームサウナも基本のサウナの入り方とほとんど同じですが、温度が低く湿度が高いことから、ゆっくりと汗をかくことができます。サウナに入る前にお湯につかって毛穴を広げておくと良いでしょう。

低温サウナ(遠赤外線サウナ)の入り方

低温サウナ(遠赤外線サウナ)は、温度が40~60℃くらいで、遠赤外線を使ったサウナを指します。

基本のサウナの入り方と大差はありませんが、低温サウナに入った後は、水風呂ではなく25~30℃のぬるま湯やシャワーを浴び、外気浴でマイルドに体を冷やすのがおすすめです。

サウナに入るときの注意点

サウナに入るときの注意点

サウナに入るにあたって、注意しなければいけない点がいくつかあります。サウナの入り方と併せて覚えておきましょう。

マナーを守る

さまざまな人が利用するサウナでの基本的なマナーとしては、以下のようなことなどが挙げられます。

  • 入る前に体と頭を洗う
  • サウナに入るときは水滴を垂らさないように水気を拭き取る
  • 水風呂に入る前はかけ湯で汗を洗い流す
  • また、サウナ室では汗をたくさんかくため、サウナ室に直に座るのはマナー違反です。自分のかいた汗は自分のタオルで処理することが基本となるので、サウナ室には必ずタオルを敷いて座るようにしましょう。

    汗を吸ったタオルを絞る行為もマナー違反となるため、サウナ室ではタオルを絞らないようにしてください。

    ほかにも、サウナでは大声で話さないこともマナーの一つです。利用者全員が快適にサウナを楽しめるように、サウナ室内での会話は必要最低限にしましょう。

    休憩をとる

    サウナに入った後は体温が上昇しているため、体に負担がかかっています。そのため、しっかりと休憩を取って体を休めるようにしましょう。

    水分補給をしっかりと

    サウナは1回5~10分程度入るのが目安となりますが、短時間でもたくさんの汗をかきます。

    そのため、サウナに入る前にしっかりと水分補給をすることはもちろん、出た後も十分に水分をとることが大切です。少なくともサウナの前後でコップ1杯分の水分をとっておくようにしましょう。

    ただし、利尿作用のある飲み物を飲んだ後は脱水症状を起こしやすい状態になります。

    特にアルコールやコーヒー、緑茶などは利尿作用があるので、サウナ前の水分補給は利尿作用のある飲み物ではなく、ミネラルウォーターなどがおすすめです。

    体調不良のときはサウナに入らない

    体調が良くないときは、サウナに入らないようにしましょう。体調不良時にサウナで体温を上げて汗をかくと、立ちくらみを起こしたり、体調が悪化したりする場合もあります。

    ドライサウナは濡れタオルを用意する

    ドライサウナは、湿度が10%前後と乾燥しています。乾燥した環境下では髪の毛が傷んでしまうこともあるため、濡れタオルを用意するのがおすすめです。

    濡れタオルで髪を巻いて保湿をすることで、髪の毛の傷みを軽減する効果が期待できるでしょう。

    正しいサウナの入り方を知って「ととのう」を実感しよう

    正しいサウナの入り方を知って「ととのう」を実感しよう

    サウナで「ととのう」状態を体験することで、サウナにハマる人も少なくありません。

    しかし、間違ったサウナの入り方をしてしまうと、体に負担をかけてしまったり、ほかの利用者に不快な思いをさせてしまったりすることもあります。

    ぜひこの機会に正しいサウナの入り方を知って、サウナの魅力である「ととのう」を実感してサ活を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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