リュックは、アウトドアなどで荷物を運びながら両手を使いたいときはもちろん、通勤やタウンユースでも人気のアイテムです。
この記事では、リュックの種類や利用シーンに合わせた選び方、おすすめのブランドなどを紹介します。
さまざまな種類や形状のリュックがあるため、それぞれの特徴を把握したうえで、自分に合った使いやすいものを選んでみましょう。
リュックの種類にはどんなものがある?
リュックはバックパックとも呼ばれますが、語源がドイツ語か英語かという違いだけで、実はどちらも同じアイテムを指す言葉です。
リュックと一口に言っても形状や素材、サイズなどの違いによってさまざまな種類があるため、まずは種類による違いを把握しておきましょう。
素材・生地の種類
主なリュックの素材としては、天然皮革や人工皮革、キャンバス、ナイロン、ポリエステル、エナメル、スエードなどがあり、素材によって手触りや丈夫さ、風合いなどに違いがあります。
例えば、天然皮革素材のリュックは丈夫で耐久性が高く、使用するうちに変化する風合いを楽しめるのが魅力です。
ただし、水洗いはできないため、メンテナンスに少々手間がかかるというデメリットがあります。
一方で、人工皮革は軽くて耐水性に優れているのが特徴です。はっ水加工されたリュックなら水にも強く、お手入れが簡単にできるのもメリットだと言えます。
ナイロンやポリエステル素材のリュックは、軽くて丈夫かつお手入れもしやすいため、スポーツやアウトドアシーンでよく使用される素材です。はっ水加工されたものや、防水リュックなども販売されています。
サイズの種類
リュックは、サイズや容量によってもさまざまな種類があります。
10Lほどの小さなリュックは、軽くて体にフィットするものが多く、スマートフォンや小銭入れ、ハンカチなどの小物を持ち運ぶのに適しています。
たくさんの荷物を収納したい人は、20L以上のリュックを選ぶのがおすすめです。
教科書やPCなど重い荷物を持ち運ぶことが多い通学・通勤、キャンプなどのアウトドア、泊りがけの旅行に出かけたりするときは、30Lまたは40L以上のものを選ぶと良いでしょう。
リュックのサイズは大きければ大きいほど良いというわけではないため、利用用途に合わせて最適なものを見極めることが大切です。
形状の種類
リュックの形状の種類は、ラウンド型、フラップ型、スクエア型などがあります。
タウンユースには、アイテム数が豊富なラウンド型が人気ですが、より多くの荷物を収納したい人にはスクエア型もおすすめです。
リュックに蓋が付いているフラップ型は、見た目のおしゃれさからファッションアイテムとして取り入れる人も多いですが、蓋には雨を防ぐ効果が期待できるため、アウトドアにも適しています。
用途別の種類
リュックにはスポーツ用やアウトドア用、通勤・通学用、タウンユース用など、用途別に適したものが販売されています。
なかには、スポーツ競技に特化しているものや、アウトドアのアクティビティ別に必要な機能性が備わっているもの、PCが収納できるポケットが付いているものなどもあるため、用途によって適した種類を選ぶのも良いでしょう。
幅広い用途で使えるリュックが欲しい人は、丈夫な人工皮革素材やナイロン素材、ポリエステル素材で20~30Lほどのサイズ感、定番カラーでシンプルな形状のものがおすすめです。
自分に合ったリュックの種類は利用シーンを考慮して選ぼう
どんなリュックが自分に合っているか迷ったときは、利用するシーンを考慮して選ぶのがおすすめです。
ここからは、利用シーン別に適したリュックの種類と特徴、選び方を紹介します。
スポーツ用リュック
スポーツ用リュックは、テニスのラケットが入るスペースやサッカーボールを収納できるネットが付いたものなどがあります。
スポーツシーンでリュックを使う場合は専用のリュックを選ぶのも良いですが、幅広いシーンで使いたい場合は、ナイロン素材やポリエステル素材が使用されており、水洗いできるものを選ぶのがおすすめです。
スポーツをするときに必要な荷物の量を想定したうえで、適したサイズのものを選びましょう。
アウトドア用リュック
アウトドア用のリュックを選ぶときは、デイキャンプなど日帰りの場合は30L以上、泊まりがけや荷物が多くなりがちな登山などの場合は40L以上のサイズを目安にしましょう。
耐久性はもちろん、はっ水性や防水性に優れたリュックを選ぶほか、たくさん荷物を入れた状態で長時間背負い続けても負担がかかりにくいよう、軽量性にも注目することが大切です。
また、背負いやすいようにショルダーベルトにクッションが備わっているものや、ウエストにベルトが付いているものを選ぶのも良いでしょう。
通勤用リュック
通勤やビジネスシーンでは、書類やPCが収納しやすいスクエア型のリュックが人気です。
PCポケットやA4ファイル用のポケットが付いているリュックもあるため、収納力を重視して選びましょう。
また、黒やグレーなど落ち着いた色合いのものは、ビジネスシーンにマッチしやすいためおすすめです。
通学用リュック
教科書やノートを入れる通学用リュックとしても、スクエア型が人気です。
部活で使う服や道具を入れる人も多いため、30L前後のサイズのものが選ばれています。
筆箱や定期入れなどの小物を分けて入れられるよう、ポケットの数が多いものを選ぶと便利です。
タウンユース用リュック
タウンユース用のリュックは、機能性はもちろん、デザイン性を重視して選ぶのもおすすめです。
ただし、サイズが大きすぎるとタウンユース用に適さない可能性があるため、普段持ち歩く荷物の量に合わせて、適切なサイズ感のリュックを選んでみましょう。
リュックを豊富に展開するおすすめのブランドを紹介
ここからは、さまざまなシーンで利用できるリュックを展開する人気ブランドを紹介します。
DESCENTE(デサント)
日本のスポーツブランドとして知られるデサントでは、スポーツ用リュックはもちろん、PCポケット付きのものや2WAYのものなど、機能的に優れたリュックも展開しています。
黒やグレーなどベーシックカラーのリュックが多く、デザインもシンプルなため、ビジネスシーンやタウンユースなど幅広いシーンで年代を問わず取り入れやすいでしょう。
le coq sportif(ルコックスポルティフ)
ルコックスポルティフは、フランス発祥のスポーツブランドで、機能性はもちろんデザインにもこだわったアイテムを多数そろえています。
ルコックスポルティフでは、ビジネスシーンやタウンユースで活躍するシンプルなデザインのリュックや、テニスラケットを収納できるポケットが付いたリュックも取り扱っています。
umbro(アンブロ)
イングランドで誕生したアンブロは、サッカー用品を中心に取り扱うスポーツブランドです。
世界中の強豪チームが愛用するユニフォームを手掛けた経験があり、実用性に優れたアイテムをたくさん生み出しています。
アンブロからは、サッカーボールを収納できるリュックのほか、はっ水加工が施され洗濯が可能なリュックが展開されているのが特徴です。
リュックの種類はさまざま!用途やシーンに合わせて選ぼう
リュックは、さまざまな種類や形状のものがそろっています。
今回紹介したブランドは、機能性に優れているのはもちろん、シンプルなものからおしゃれなものまでデザイン性にもこだわったリュックがそろっているため、用途に合わせて自分好みのリュックを選びやすいのが魅力です。
必要な機能が備わっているか、使いやすい形であるかなど、用途や利用シーンに合わせて適したものを選びましょう。