キャリア教育「ドリカムスクール」を実施

デサントは次世代教育を目的として、株式会社ガンバ大阪とパートナーである学校法人追手門学院と三社協働で、2014年より3カ年計画でキャリア教育「ドリカムスクール」に取り組んでいます。「ドリカムスクール」は2012キャリア教育アワード経済産業大臣賞を受賞しているNPO法人JAEのキャリア教育プログラムであり、デサントもJAEの支援のもとに授業を行っています。

2年目となる今回は、デサントとガンバ大阪がそれぞれ社員を講師として追手門学院高等学校(大阪府茨木市)に派遣して授業を行いました。この授業では生徒たちに、スポーツに関わる企業で働く社会人からガンバ大阪の運営体制やスポーツウェア・シューズの開発に関する話を聞いて、職業観や働くことに対する意欲を促すことを目的としています。

今回の対象となった生徒たちは、1年生から3年生の「スポーツコース」の106名であり、2020年東京オリンピックを目指す男女強化選手が多く在籍するクラスで、男女サッカーとアメリカンフットボール、女子ラグビーの選手が在籍しています。そのうち男子サッカーの選手たちはガンバ大阪ユースチームに所属しています。

授業終了時に実施したアンケートによると、「ドリカムスクール」の授業が将来の自分に役立つと回答している生徒たちが8割を超えていました。

デサントは今後も引続き「ドリカムスクール」通じて、キャリア教育を進めてまいります。

 

-【授業内容】*各学年3時限 合計9時限----------------------------------------------------

◆1年生(38名)

・スポーツ業界について(担当:デサント 人事課)

 スポーツ業界やスポーツに関わる様々な仕事を伝えることにより、生徒たちに仕事に関する知識と視点を持ってもらいました。

・グループワーク

アンブロのサッカースパイクを3点展示して定価の高い順番を当てるグループワークを実施しました。強化選手育成クラスの生徒たちは、非常に専門的な目線で、各スパイクの素材や機能、特徴を対話しながらモノの価値を掴んでいました。

◆2年生(33名)

・スポーツウェアの科学(担当:デサント 開発部)

 普段見ることのないスキーのダウンヒルスーツやスケートスーツに直接触れて、スポーツウェアを科学の視点から知ってもらいました。撥水加工メッシュ生地に水を垂らす実験では、生地のメッシュ穴が風は通しても水は弾いて通さない現象を体感してもらいました。

・グループワーク

 生徒たちが出場を目指している2020年東京オリンピックに向けて、理想のウェアとシューズの企画を考えるグループワークを実施しました。

◆3年生(35名)

・クラブチームの運営体制と社会的役割について(担当:ガンバ大阪 事業本部)

 Jリーグの理念とガンバ大阪の歩みを紹介して、大阪北摂と北河内地域をホームタウンとして産官学の連係で行なっている社会的活動の重要性を伝えました。また、発足21年を向かえたJリーグについてチーム数や入場者数の推移を数字で説明して、ガンバ大阪の収益構造と経営課題、新スタジアム計画について紹介しました。

・グループワーク

 生徒たちに「クラブ活性のための次年度戦略」を立案してもらい、各グループからは、現実的なものから奇想天外なものまで様々なアイデアが提案されました。

 

drecom1.jpg                             1年生授業風景

drecom2.jpg                             2年生授業風景

drecom3.jpg                             3年生授業風景

drecom4.jpg                             授業後の生徒アンケートの回答結果

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