沿革

1935年の創業以来、複数のブランド展開により様々な競技シーンに根ざした商品開発を進めてきました。わたしたちは、これからもより多くの人々にスポーツを遊ぶ楽しさを提供していきます。

技術開発

デサントの歩み

1935
創業

1935年(昭和10年)2月

創業者石本他家男、デサントの前身である「ツルヤ」創業。

1950s

1953年 クリーム色の野球ユニフォーム

綿布に防縮加工を施し、ウールタッチに仕上げたクリーム色の野球ユニフォームやトレーニングパンツなどの開発に成功。折からの野球ブームに乗り、ヒット商品となった。

1957年 ラウスビー

ラウスビー

日本人初のプロスキーヤー西村一良氏のアドバイスをもとに、携帯用ウインドブレーカー「ラウスビー(RWSB)」を発表。RWSBは「Rain・Wind・SnowをBreakする」の頭文字で、デサントの実用新案商品第1号。

1957年(昭和32年)

『デサント』ブランドの展開を開始。(1961年に商標登録)

1958年(昭和33年)2月

株式会社石本商店

スポーツウエアの製造販売を主たる目的として「株式会社石本商店」に改組。

1960s

1968年 シングルニットユニフォーム

プロ野球の中日ドラゴンズが『デサント』のシングルニットユニフォームを採用。1969年にダブルニットを開発し、ユニフォームは従来の織物からニット製が主流へ。以後、1970年代後半までにプロ野球全12球団中、11球団にユニフォームとして採用される。

1961年(昭和36年)9月

株式会社デサント

「株式会社デサント」に社名変更。

1964年(昭和39年)

『マンシングウェア』の展開を開始。(1984年、日本およびアジアにおける商標権取得)

1970s

1973年 デモパン

デモパン

裾をブーツの中に入れるインナー式をアウター式に改良した、今までにないスタイルのスキーパンツ「デモパン」を発表。着用時の機能性とファッション性を兼ね備え、大ヒット商品となった。「デモパン」は「デモンストレーター・パンツ」の略。

1979年 ダウンヒルスーツ

スキーのワールドカップで、『デサント』のダウンヒルスーツが何度も表彰台を飾り、選手たちから2秒速い"魔法のスーツ"と呼ばれセンセーションを巻き起こす。空気抵抗を極限まで減らした平滑な生地表面や立体裁断の導入が、"魔法のスーツ"を生んだ。

1970年(昭和45年)

世界最大規模のスポーツ用品総合見本市「ISPO'70」(第一回)に出展

1977年(昭和52年)

『アリーナ』の展開を開始。(1990年、日本およびアジアにおける商標権取得)

1978年(昭和53年)9月

初の冠大会、「第1回8ヶ国陸上競技大会・デサント陸上」開催。

1979年(昭和54年)4月

財団法人 石本記念デサントスポーツ科学振興財団設立。

1980s

1980年 エリック・ハイデン選手が着たスケートスーツ

レークプラシッドオリンピックで、『デサント』のスケートスーツを着たエリック・ハイデン選手(アメリカ)が5種目を完全制覇。"魔法のスーツ"のカッティング技術の応用に加え、適正な被服圧で瞬発力を発揮。

1986年 中野浩一選手が着たサイクリングウエア

中野浩一選手が着たサイクリングウエア

競輪の中野浩一選手が、世界自転車選手権プロ・スプリント種目で10連覇を達成。着用したサイクリングウエアは、スキー・スケートの"魔法のスーツ"をもとに、独自の立体裁断と特殊縫製技術を駆使してつくられた。

1988年 ソーラーα

ウエア自体を温める積極的な保温方法として、ユニチカ株式会社と共同で蓄熱繊維「ソーラーα」を開発。太陽光を熱に変換して優れた保温性を発揮する画期的なもので、スキーウエアに採用。

1980年(昭和55年)3月

東京証券取引所第一部に上場。

1980年(昭和55年)

『ルコックスポルティフ』の展開を開始。(1990年、日本およびアジアにおける商標権取得)

1985年(昭和60年)3月

「科学万博ーつくば'85」の健康・スポーツ館に出展。

1990s

1992年 ストラッシュSR

ストラッシュSR

ヨットの船底からヒントを得た、シリコンラバー製の凹凸シートを貼り付け、流水抵抗を減らした水着「ストラッシュSR(Super Rectification:超整流)」を発表。繊維以外の素材を装着した水着は世界初。バルセロナオリンピックで日本代表選手(男子)に提供。

1998年 ディンプレックス

ディンプレックス

ウエアの表面に凹凸を設けて高速滑走時の乱気流を整流し、空気抵抗を減らした新素材「ディンプレックス」を開発。スキーのダウンヒルスーツやジャンプスーツに採用。

1999年 平地騎手用保護ベスト

平地騎手用保護ベスト

JRA(日本中央競馬会)と「平地騎手用保護ベスト」を共同開発。スポーツウエア開発技術を活かし、メッシュ素材で軽量かつ通気性に優れ、落馬時の衝撃を吸収するベストを開発。

1992年(平成4年)4月

男子プロゴルフトーナメント「第1回デサントクラシックマンシングウェアカップ」開催(2008年終了)

1994年(平成6年)12月

北京デサント有限公司 設立

1998年(平成10年)1月

東京都・豊島区に東京オフィス新社屋を竣工。

1998年(平成10年)12月

『アディダス』ライセンス契約終了

1999年(平成11年)

『アンブロ』の展開を開始。(1998年日本における、2013年韓国における商標権取得)

2000s

2002年 コクーン

コクーン

ソルトレイクシティーオリンピックでは、世界的なデザイナー石岡瑛子氏とコラボレーションしたコレクションを発表。まるで繭のように身を包み込むデザインが特徴的な「コクーン」は、アスリートの集中力を高めるスーツとしてカナダ、スイス、スペインのスキーチームにサプライされた。

2004年 エール・ブルー

エール・ブルー

カワセミをヒントにした水着「エール・ブルー」を『アリーナ』より発表。自然界の生物の巧みな機能をものづくりに活かす「バイオミメティクス」をもとに開発。アテネオリンピック女子800m自由形で柴田亜衣選手が着用し、金メダルを獲得。

2004年 フォレストレンジャー

フォレストレンジャー

多層構造の繊維と高強力フェルト層が、接触時のけがを軽減するチェンソー防護衣「フォレストレンジャー」を開発。

2008年 ヒートナビ

ヒートナビ

太陽光を効率的に吸収して発熱する蓄熱保温素材「ヒートナビ」を開発。繊維の表面積が広い扁平断面の再生ポリエステル繊維を使用し、ほぼすべての太陽光を吸収。地球環境に優しい素材として幅広く採用。

2008年 水沢ダウン

水沢ダウン

熱圧着による加工技術(ノンキルト加工)を採用したダウンジャケットを開発。ダウン抜け防止の新仕様(縫製と熱圧着)とともに、防水・透湿機能に優れた素材を用いウエア内の快適性を保持。生産工場である水沢工場(岩手県奥州市[旧・水沢市])より命名。

2000年(平成12年)9月

女子プロゴルフトーナメント
「マンシングウェアレディース東海クラシック」を開催
(2020年終了)

2000年(平成12年)11月

DESCENTE KOREA LTD. 設立

2003年(平成15年)11月

香港デサント貿易有限公司 設立

2004年(平成16年)2月

持分法適用関連会社 寧波ルコック服飾有限公司 設立

2005年(平成17年)8月

上海デサント商業有限公司 設立

2006年(平成18年)8月

子ども達にスポーツの楽しさを伝える「すこやかキッズスポーツ塾」を開催(以降毎年開催)

2010s

2010年 エナジーリターン

エナジーリターン

生地の反発力を動作のエネルギーに変換し、アスリートのパワーを増幅することにより、パフォーマンスを向上させる機能「エナジーリターン」を開発。スキーやボブスレーなどのレーシングウエアから、水着やランニングギアまでさまざまなアイテムに水平展開。

2011年 サンスクリーン

サンスクリーン

太陽光を反射することにより、高い遮熱効果を実現する「サンスクリーン」を開発。熱源である赤外線の反射率を高めることで、ウエア内の温度上昇を抑制する。紫外線から肌を守るUVカット機能も備えた、"着る日傘"のような高機能素材。ゴルフやアウトドアをはじめ、屋外スポーツに好適。

2013年 デオダッシュ

デオダッシュ

スポーツに特化した消臭機能素材「デオダッシュ」を開発。運動時の短い時間での大量発汗に着目し、気になる汗の臭いの原因となるアンモニア臭を、素早くずっと消臭。

2014年 ユニフィットパンツ

ユニフィットパンツ

動きやすさを追求した野球用ユニフォーム「ユニフィットパンツ」を開発。片足1枚のパーツ構成で縫製箇所を減らし、生地の伸びをより効果的に発揮。さらに当社独自の立体構造で様々な動きに対応する。
※片足1枚立体構造は特許を取得。(特許第5651213号)

2015年 ウォータースライダー

ウォータースライダー

ウエアを伝い落ちる水滴の流れをナビゲートする特殊テープ「ウォータースライダー」を開発。効果的に配置した、親水性をもった特殊テープが生地表面を流れ落ちる水を吸いつけ誘導し、雨天時の不快感を軽減する。

2016年 トライアスロンスーツ

トライアスロンスーツ

スイム・バイク・ランの異なる3つの種目を1着のウエアで競うトライアスロン。各種目で適切な姿勢をサポートする体幹保持機能を持たせたウエアを、メダリストを擁する強豪スイス・ナショナルチームにサプライ。リオデジャネイロオリンピックではニコラ・スピリグ選手が着用し銀メダルを獲得。速さと快適性を追求し、高度な技術と細やかな対応が求められるウエアは国内の自社工場で製作している。

2018年 フュージョンニット

フュージョンニット

『デサント』が様々な技術とノウハウを融合(FUSION)することにより、スポーツウエアに求められる運動快適性を実現したニットプロダクト。パーツごとに編み方を変化させることで一枚の生地で複数の機能性を持たせた素材、独自のパターン、それらを活かす接着縫製と、各工程における技術とノウハウを高い次元で融合させた。

2018年 Gシリーズ

Gシリーズ

『イノヴェイト』とマンチェスター大学との共同開発により、ノーベル物理学賞受賞の対象となった世界最薄・最高強度といわれている素材「グラフェン」を使用したシューズを発表。同シリーズの商品のアウトソールは、強度、伸縮性、耐久性をそれぞれ50%高め、相反する機能性を実現した。

2019年 フェンシング競技ウエア

フェンシング競技ウエア

オリジナル生地の開発および当社が得意とするパターン設計のノウハウを駆使し、日本人の体型に合う、より動きやすい新たなフェンシング競技ウエアを開発。国際フェンシング連盟の承認を日本製で初めて受けたウエアで、選手をサポートする。

2019年 原点 GENTEN

原点 GENTEN

靴で速くなるのではなく、速く走るための「鍛えられた足」を作るためのランニングシューズ「原点 GENTEN」を『デサント』で開発。地面への接地感を感じられる薄底のシューズは、優れたフィット感と、走行時に推進力を得られやすい独自の底面形状が特徴。

2012年(平成22年)3月

大阪市・天王寺区に大阪オフィス新社屋を竣工。

2013年(平成25年)

『イノヴェイト』の展開を開始
(2015年イノヴェイトグループを子会社化、2020年同グループの株式を譲渡し、日本、韓国、中国に限定して商標権を取得)

2015年(平成27年)1月

DESCENTE GLOBAL RETAIL LTD. 設立

2015年(平成27年)7月

純正の日本製の証し「J∞QUALITY」企業認証取得

2016年(平成28年)7月

持分法適用関連会社 デサントチャイナ有限公司 設立

2016年(平成28年)9月

デサントジャパン株式会社 設立

2016年(平成28年)10月

持分法適用関連会社 アリーナ上海実業有限公司 設立

2017年(平成29年)2月

「健康経営優良法人」に認定(以降毎年認定)

2017年(平成29年)7月

持分法適用関連会社 ARENA KOREA LTD. 設立

2018年(平成30年)7月

大阪府・茨木市にスポーツアパレルの研究開発拠点「DISC OSAKA」を開設

2018年(平成30年)10月

韓国・釜山広域市にシューズの研究開発拠点「DISC BUSAN」を開設

2018年(平成30年)12月

「スポーツエールカンパニー」に認定(以降毎年認定)

2020s

2020年 アルティメット・アクアフォースX

アルティメット・アクアフォースX

動かしやすさを追求したMFとサポート力を重視したCPと2タイプを開発。MFは身ごろ部分を1枚のパーツで構成したのが特徴。CPは臀部からY字に配置したグリップテープが水着と身体のズレを防ぎ、水中でのポジションをコントロールする。

2020年(令和2年)

初のオウンドメディア
ライフスタイルマガジン「ULLR MAG.」を配信開始