当社の成長に必要な人材の根幹となる要件として「人材戦略スローガン(キーメッセージ)」および「行動指針(不可欠な価値観)」を2024年4月より新たに設定しました。
モノづくり力強化の基本方針に基づいて、自社のオフライン店舗とECを主とするDTC事業のために消費者重視のマインドを持つことに加え、その適正や専門性の高い人材の採用を新卒・キャリア採用ともに強化しています。DTC事業拡大のため、新卒社員は入社後、数か月実店舗での研修を行いお客様への販売経験を積んだ後、適性に応じた部署への配属を行います。配属後も、人事部門が定期的にコミュニケーションの機会を設けるほか、キャリア相談を実施したり、他部署の仕事を経験するジョブトライアルを実施したりして、社内での人脈や視野を広げる支援を行っています。
全従業員を対象にしたeラーニングによるリスキリングや役職やグレードに応じた階層別研修を継続して実施しています。2026年から、クリエイティブ研修、モノづくりセミナー、スーパーバイザー研修、店長フォロー研修などを実施し、モノづくりとDTC事業を強化する人材の育成に注力しています。公募制による研修受講や様々なプロジェクトへの参画も可能なほか、働きたい部署や職種を自己申告できる機会を設け、キャリアプランを支援しています。
人材の多様性を重要なテーマと位置付け、キャリア採用者の早期活躍を支援するオンボーディングのための研修や面談を実施しています。また、育児や介護等の両立支援に加え、若手社員向けに管理職との座談会などを実施してキャリア支援にも取り組んでいます。日本事業においては、女性管理職層の増員に努めており、2025年3月末時点の女性管理職は23名になりました。また、障がい者雇用の社員も、様々な業務で会社に貢献しており、2025年3月末時点で法定雇用率を上回る25名の方が社内で活躍しています。社員ごとに就労環境は異なるため、より多くの社員がいきいきと働く環境整備に注力しています。
デサントは、企業理念に基づき、スポーツを通じて人々の身体と心を豊かにし、健全なライフスタイルの創造に貢献する企業として、従業員の健康こそが会社の原動力であるとの信念を持っています。
そのために、安全で快適な職場の提供は勿論のこと、働き方改革を推進してワーク・ライフ・バランスのとれた生活の実現を行い、健康管理面での各種支援を促進することで従業員一人ひとりの健康を組織で支え、「活き活きと笑顔で働ける職場づくり」を目指すことを宣言します。
実現に向けて、過去にとらわれず毎年新しい事にチャレンジする「不破不立」を念頭に健康経営を行います。
2019年6月
代表取締役社長 小関 秀一
私たちは、過去の慣習にとらわれない独自の健康経営を推進します。
「活き活きと笑顔で働ける職場」の実現に向け、以下の指標を策定・運用しています。
| 区分 | 具体的なKPI(:目標値) | 2025年度実績 |
|---|---|---|
| 基盤:健康管理 | 定期健康診断受診率:100% 二次検査受診率:90%以上 ストレスチェック受検率:90%以上 ワーク・エンゲージメント(点) |
100% 95.0% 95.2% 2.53※新職業性ストレス簡易調査票より |
| 活性:身体と心の健康 | 運動習慣者比率:40%以上 婦人科健診受診率:90%以上 ハイリスク者の管理(治療継続)率 |
27.2% 97.6% 100% |
| 喫煙率:14%以下 | 20.9% | |
| 健康診断の結果指標 適正体重率(BMI18.5~25) |
68.4% |
|
| 文化:働き方 | 平均勤続年数 平均年次有給休暇取得日数 平均年次有給取得率:75%以上 平均月間所定外労働時間:15時間以内 女性管理職の比率 |
12.7年 10.7日 58.7% 17.5時間 17.6% |
単に数値を追うだけでなく、デサントならではの革新的な取り組みをセットで進めます。
・ デジタル活用の加速: ウェアラブルデバイスや健康アプリを導入し、データに基づいた新しい健康習慣にチャレンジします。
・ 事業シナジーの創出: 独自技術(コウノエベルト等)の知見を社内外に還元し、従業員が自社技術の「最初のファン」としてその効果を体現します。
・ 柔軟な働き方の追求: ハイブリッドワークやコアタイムの見直しなど、過去の成功体験にとらわれない最適なワークスタイルを構築します。
当社にとって健康経営は、単なる福利厚生ではありません。社員がベストパフォーマンスを発揮し、新しい価値を創造し続けるための「経営戦略」そのものです。私たちは「不破不立」の精神で、世界で最も活き活きとしたスポーツカンパニーを目指します。
従業員の活力向上と持続可能な職場改善に向けてまとめています。
東京、大阪に健康管理室を設置し現在、保健師4名、嘱託産業医4名(うち2名メンタル専門医)を配置しています。従業員の健康相談、健康診断の事後指導、復職支援を行うと同時に、相談しやすい雰囲気作りに努めています。東京、大阪以外の事業所にも産業医、保健師が巡回して社員との面談を実施しています。
適切な就業判定を実施するために、学会ガイドラインの数値基準をもとに独自の「就業判定基準」を設定し、就業判定ルールを強化しています。
社員(パート社員含めて)の定期健診受診率は100%を堅守しています。
また、疾病の早期発見早期治療を目的に2010年から婦人科検診受診率向上を目指し、子宮がん検査と乳がん検査を受診できる婦人科検診制度を開始しました。
また2018年から開始した40・45・50・55歳の胃カメラ受診のふしめ健診(ステップアップ健診)については、2025年から対象者を30歳以上の全社員に拡充して実施しています。
その他、骨密度検査、50歳以上男性のPSA検査の他、中国への駐在員については、PM2.5問題による健康被害を鑑み、PM2.5検診として喀痰、CEA、肺呼吸機能検査など、流行やニーズに合わせた検査項目を実施しています。
健康診断の結果に基づき保健師面談を実施し、有所見者に対しては迅速に医療機関を受診できるように所属部署管理職と連動し、サポートしています。
2015年12月より実施となったストレスチェックでは、受検率90%以上を維持しています。
ストレスチェック実施後の職場環境改善を重視し、全管理職に対して産業医から結果のフィードバックなど研修を実施しています。
企業理念である「スポーツを遊ぶ楽しさ」の体現と健康増進を目的とし、スポーツにかかわる支援金を支給しています。
また、運動習慣づくりのきっかけとしてアプリを使ったウォーキングイベントを実施しています。
当社で定めた基準に基づき、毎月その基準を超える時間外労働を行った従業員に対して疲労蓄積度チェックリストを配布し、結果に応じて産業医面談または保健師面談を実施しています。
健保組合によるインフルエンザ予防接種費用補助を行い、社内での予防接種を実施しています。2024年以降は新型コロナウイルス感染症や帯状疱疹予防接種も追加しました。
また新入社員雇い入れ健診時には風疹抗体検査を追加、海外駐在員には赴任エリアに応じた予防接種を推奨し各種感染症予防を強化しています。
・管理職向け
産業医による研修を実施し、メンタル不調者の早期発見やハラスメント防止に取り組んでいます。また、新任課長研修ではメンタルヘルスについて基礎から講義を行っています。
・新入社員向け
保健師が「社会人としての健康管理」について講話し、健康管理の大切さについて学ぶ機会を提供しています。
2026年4月保健師2名が、奈良県立医科大学より「臨地実習講師」の称号を拝受しました。
今回の授与は、当社の「健康経営」における専門的な産業保健活動が、次世代の保健師育成に寄与する実習拠点として高く評価されたものです。
・ 質の高いサポート: 学生指導を通じて産業保健体制の専門性をさらに高め、従業員の健康保持・増進へ還元します。
・ 理念の体現: 「スポーツを通じた心身の豊かさ」を追求する当社の姿勢を、教育の場を通じても発信します。
・ 不破不立の精神: 常に最新の知見を取り入れ、過去の慣習にとらわれない健康経営をアップデートし続けます。
今後もデサントは、専門職の知見を活かし、従業員一人ひとりが「活き活きと笑顔で働ける職場づくり」と、地域・社会への貢献を推進してまいります。