大阪モード学園と産学連携でケーススタディを実施
『デサント』“スポーツウェア”の製品発表会を開催

ファッション・デザイン分野でプロを育成する学校法人・専門学校大阪モード学園(*参考)と産学連携ケーススタディを9月より実施してまいりました。2016年にリオデジャネイロで開催されるオリンピックを想定し、選手が着用する『デサント』ブランドのスポーツウェアを題材に、ファッション・デザイン学科とファッション技術学科の学生とともに企画から制作までを行う実践的な授業を全15回開催しました。最終回となる11月16日(金)には、実際に制作されたウェアを使い、学生によるショー形式での発表会を行いました。この共同授業は今年で5度目となります。2007年から昨年までの授業では『ルコックスポルティフ』のナースウェアの制作を行ってまいりましたが、ロンドンオリンピックの開催された本年は、スポーツウェアへの関心をより深めてもらうことを目的に、初めて『デサント』ブランドのスポーツウェアを題材としました。なお、制作したウェアを実際に選手が着用するものではありません。
授業では、5グループに分かれ、学生ならではの自由な発想で、競技や具体的なコンセプトを決定し、スポーツウェアとしての機能をどのように盛り込むか、どの素材が適しているかなどを自分たちで考え、実際のウェアの制作を行いました。発表会では、ナレーションからモデルまで学生だけでのプレゼンテーションを、ショー形式で実施。表彰にあたっては、?個々のデザインの斬新性、?盛り込まれた機能(デザインの意味)、?チーム全体の統一感・コンセプトの具現性、?製品サンプルの完成度の4点を基準に当社社員が審査を行いました。どのチームのウェアも完成度が非常に高く、細部にまでこだわって綺麗に仕上がっているなか、素材やパーツが持つ機能をうまくデザインに落とし込み、より力強くスポーツウェアらしさを表現したチームが高い評価を受けました。
当社はファッション専門学校等と産学連携による授業を2004年より開始し、ケーススタディとして 授業を行ってまいりました。学生に「スポーツアパレル企業の仕事への関わり」を直に伝えるとともに、学生の発想を当社商品企画にも活かすべく、今後もこのような活動を推進してまいります。

(*)学校法人・専門学校大阪モード学園  (http://www.mode.ac.jp)
ファッション、デザイン、ビジネス、ヘア・メイク、美容師、スタイリスト、インテリア、グラフィック・・・企業からの依頼に応じて企画から制作まで行う「産学連携」など、各業界直結のカリキュラムで、ひとり一人の個性を見つけ伸ばし、即戦力を育成。独自の就職支援システムで希望者就職率100%を実現している。

<各チームの発表内容>

 

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【優勝チーム】「ウォーミングアップウェア」
デザインテーマ:マッスルインプレッション
コンセプト:ウォーミングアップ時の脱ぎ着の手間を省き、                        また自分自身に集中できるウェアを提案。
筋肉のある部分を赤色に統一し、                       収縮性のある生地を使用。

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【準優勝チーム】「ゴルフウェア」
デザインテーマ:Revival
コンセプト:ゴルフが国民的スポーツとなった今、           世界水準のさらなる向上を目指し、                   リオの地でオリンピック競技再スタートを切るに    ふさわしい、華やかさと機能性を兼ね備えた      レディースゴルフウェア。
【3位チーム】「陸上競技ウェア」
デザインテーマ:チョコレート
コンセプト:4年に1度のプレッシャーもあり、     集中力を高める時は不安や心配を抱える。      チョコレートは食べると集中力を高める効果が    あるといい、チョコレートを食べるから着るという   発想の展開をした。集中力を高める新しい       オフウェア。
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【4位チーム】「陸上競技ウェア」
デザインテーマ:闘争心とリラックス
コンセプト:競技前に集中力を高め緊張を      ほぐすためのウォーミングアップウェアと、      競技本番で世界のライバルに立ち向かうための  大和魂を込めたユニフォーム。
 
【5位チーム】「バレーボールウェア」
デザインテーマ:CRANE JAPAN
コンセプト:鶴のように可憐に、優雅に飛立つ姿を  イメージし、世界に羽ばたくように願いを込め     デザインしたウェア。

 

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