デサントのリスク管理の枠組みについてご説明します。
デサントが管理するリスク項目の抽出方法
デサントが管理するリスク項目は、次のような手順により抽出しています。
- リスク委員会メンバー(各部門代表)により無作為にリスクを抽出いたしました。その数は当初300項目以上ありました。
- これらのリスクは、無作為に、異なる視点、異なる部署から抽出されたため、大きなレベルのものもあれば、現場の作業のような非常に小さなレベルのものもあり、重複しているものもありました。これらを段階的にまとめ、体系化しました。体系化したリスク項目は、2011年度実績で53項目あります。
- これらリスクの一つ一つについて、主管部署を決定し、主管部署内にてPDCA管理ができるようにしています。
- これらリスクの中から、特に取締役が重点的にレビューを行うリスクを決定し、年度を通じて取締役がPDCAサイクルをチェックできるようにしています。この重点レビューの対象となるリスクは、2011年度実績で15項目あります。
上記の手順を図示すると下記のようになります。
取締役が重点的にレビューを行うかどうかを決定する際、参考にする指標は次の通りです。
- リスク予防・回避策が講じられているか。
- リスク発生時の対策ができているか。その仕組みが機能しているか。
- 前期に該当のリスクが健在化(発生)したか。
- リスク発生の可能性・影響度。
- 事業戦略への影響度。
デサントが管理するリスク項目の見直し方法
デサントが管理するリスク項目は、次のような手順により毎年の見直しを行っています。
- 自社または他社で発生した事例を踏まえ、昨年度のリスク項目を見直します。
- 見直したリスクについて改めて主管部署を決定し、主管部署のPDCA管理下に置きます。
- 見直したリスクについて改めて取締役が取締役が重点的にレビューを行うリスクを決定します。
上記の手順を図示すると下記のようになります。
デサントは、以上のような手順により今後もリスクの把握とその対策を行っていきます。
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