『デサント』ブランドより、全日本スキー連盟ナショナルチーム
“SNOW JAPAN”2019-20シーズンオフィシャルユニフォームを発表！

2019年11月05日

　株式会社デサントは『デサント』ブランドにおいて、公益財団法人全日本スキー連盟における4つの競技カテゴリーであるDivision(ディビジョン).1～4のうち、Division.2（スキー・アルペン、スノーボード・アルペンおよびデモンストレーター）にサプライする、2019-20シーズンオフィシャルユニフォームを製作しました。

今シーズンのユニフォームは、選手のニーズをより細やかに反映した新たなアイテムが2つあります。1つ目は新機能を搭載したジャケット、2つ目は「動きやすさ」を重視した新たなサプライ品であるスラローム用レーシングツーピーススーツです。

　当社は研究開発拠点「DISC OSAKA(ディスクオオサカ)」のコンセプトである「世界一、速いウエアを創る」を商品開発のベースに、「モノを創る力」を差別化の源泉にしています。2019-20シーズンも、選手の意見を取り入れた高機能ウエアのサプライでナショナルチーム“SNOW JAPAN(スノージャパン)”をサポートしてまいります。

【今シーズンサプライする代表的なアイテム?】

●「S.I.O INSULATED JACKET（エスアイオーインシュレイテッドジャケット）」

　冬場においても汗をかき、衣服内の蒸れを感じるという選手の意見を受け、今シーズンより新たに、速やかな換気をサポートするベンチレーションシステムを搭載しました。衣服内の蒸れた空気を逃すために、フロントファスナーを開けて空気を取り込み、背面からこもった空気を速やかに排出します。このシステムにより衣服内の蒸れを軽減させ、快適性の向上を実現したジャケットです。また、当社独自の型紙技術である「S.I.O」(※1)を採用。身体と袖が一体になった最小限のカッティングにより、脇などの摩擦が多い箇所での縫目を避けることが可能になり、動きが制限されにくい仕様になっています。同商品のレプリカモデルは2020年6月頃から発売予定です。

新たなベンチレーションシステムによる換気の様子

【今シーズンサプライする代表的なアイテム?】

●「SL RACING JACKET/PANTS（スラロームレーシングジャケット/パンツ）」

　今シーズンから新たにサプライするスラローム用レーシングスーツは、「パフォーマンスに磨きをかけたい」「簡単に着脱できるウエアが欲しい」というニーズを汲み取り、「動きやすさ」を追求しました。ツーピースにしたことで、上半身と下半身で別々の動きが必要なシーンでも動きが妨げられにくく、ワンピーススーツに比べ着脱が容易なのが特徴です。また競技中の激しいポールアタックで腕のプロテクターがずれてしまうのを防ぐため、プロテクターを前腕部に縫い付け、裾にはスキー板のエッジ等でウエアがダメージを受けにくいよう耐切創性に優れた素材を使用することで、ウエアの生地の損傷を抑えます。さらに生地には空気抵抗を低減する当社独自開発の「ドルフィンスキン」(※2)を採用し、選手のパフォーマンスを引き出します。

新たにサプライするスラロームレーシングジャケット/パンツ

上腕部のプロテクター

耐切創性に優れた裾の素材

　(※1) 型紙技術「S.I.O」

『デサント』のスキーレーシングスーツ開発のノウハウを応用した独自の型紙技術「S(エス).I(アイ).O(オー)（Selected/Innovative/Optimization）」は、競技姿勢をとった状態で型紙を設計します。身頃と袖が一体となった無駄のないカッティングと縫い目を減らしたことによる軽量化で生地本来の伸びを生かすことを実現しました。

　(※2) 「ドルフィンスキン」

SLレーシングジャケット/パンツ、GSワンピース、DHワンピースに使用した素材には、イルカの皮膚からヒントを得て開発した「ドルフィンスキン」を採用。イルカは水中を高速で移動する際に、皮膚が凸凹に変化して流体抵抗を軽減しています。「ドルフィンスキン」は、非着用時は生地の表面が平滑ですが、着用して生地が伸ばされると筋肉の動きに沿ってストライプ状の凸凹が現れ空気抵抗を低減します。