本日、株式会社デサントは当社のOB会であるデサントスピリット会より、ＢＳインベストメント株式会社による当社株式に対する公開買付けに関する声明文を、別紙のとおり受領いたしましたので、お知らせいたします。
以上
＜別紙＞
2019年2月22日
「伊藤忠商事株式会社による公開買付け」に関する意思表明
デサントスピリット会
会長 星田 勲
先般公表された伊藤忠商事株式会社（以下、「伊藤忠商事」）の完全子会社による株式会社デサント（以下、「デサント」）の株式の公開買付け（以下「本公開買付け」）に対して、デサントは２月７日に、またオール・デサント労働組合中央執行委員会は２月８日に、「本公開買付けに対して反対」する意思を表明されました。
デサントが本公開買付けに反対する主な理由として、本公開買付けが成立すれば
－伊藤忠商事の利益が優先され、デサントの企業価値が毀損する可能性が高いこと
－株主共同の利益のためのガバナンス体制の構築は困難であること
が挙げられています。
また、オール・デサント労働組合中央執行委員会は、
－従業員の働き甲斐のある労働環境の構築に多大な不安をもたらし、デサントの価値
を支える労使の信頼関係や雇用、労働条件へ重大な影響を及ぼしかねない。
として、伊藤忠商事の公開買付けを受け入れられない、との姿勢を表明されました。
デサントの創業の精神である「創造・挑戦・誠実・調和」を受け継いだデサント退職者の集まりであるデサントスピリット会は次のことを表明いたします。
本公開買付けが成立すれば伊藤忠商事がデサントを実質的な支配下に置くような体制になり、８０余年にかけて踏襲されてきたデサントの創業の精神が失われる恐れが大きい、との判断のもとに、デサントが表明された「伊藤忠商事による当社株券の公開買付けに反対する。」旨の意思表明に全面的に賛同することを表明いたします。
また、本公開買付けが成立すれば「後輩の皆さんがデサントの創業の精神を受け継ぎ、働き甲斐のある企業風土の中で、労使の信頼関係のもとに、デサントの企業価値を高めて行く。」ことに取り組んでいくことが困難になると予想され、その結果企業価値が損なわれる可能性が高いことを危惧し、「本公開買付けを受け入れられない。」とするオール・デサント労働組合中央執行委員会の姿勢に賛同することを併せて表明いたします。
以上
