世界最難関峰 K2(8,611m)登頂
林 恭子氏を『マーモット』がサポート

デサントジャパン株式会社が展開するアウトドアブランド『マーモット』において、「チームマーモット」の一員である登山ガイドの林恭子氏が去る7月22日、K2(8,611m/カラコルム山脈)に登頂しました。日本人女性で3人目となります。
林氏は「北日本海外登山研究会主催2018年K2登山隊」に参加し、5月下旬に出国。78日間の海外遠征を終えて8月に帰国しました。
約2ヶ月に渡る登山活動では『マーモット』のウエアを着用。標高6,500mから頂上までの登攀においては、マイナス30度以下に耐える防寒性に加え、軽量性と動きやすさを兼ね備えたウエアが必要になるため、『マーモット』の8,000m級の高所登山向けダウンスーツ「8,000mスーツ」をベースに、カスタマイズしたウエアを着用しました。
当社の自社工場であるデサントアパレル水沢工場(岩手県・奥州市)にて、K2の登頂に適した形を模索し、林氏にフィットするサイズへのリメイク、徹底した軽量化など、ダウンウエアの製造に長けた工場ならではの技術で「8,000mスーツ」をカスタマイズしました。
林氏は5年前からK2の美しさに惹かれて憧れを持つようになり、遠征隊への参加を目標にトレーニングを開始。昨年参加が叶い、1年半の合同訓練及び準備期間を経ての初挑戦となりました。
『マーモット』は今後も冒険や登山など極限に向かう人々に寄り添い、サポートするプロダクトづくりをしていきます。
 
0920MMT1.jpg
マーモット』のダウンスーツを着用したK2頂上の林恭子氏
 
 
0920MMT2.jpg
水沢工場での採寸の様子
 
 
【K2(ケーツー)とは】
K2は、パキスタンのギルギット・バルティスタン州と、中華人民共和国のウイグル自治区との国境に位置するカラコルム山脈にある山。
標高は8,611mで、エベレストに次ぐ世界第2位。厳しい気象条件と急峻な山容から世界の8,000m峰14座の中で最難関の山の一つとされ、遭難率の高さから「非情の山」と呼ばれている。エベレスト登頂者が4,000名を超えた時点でもK2登頂者はやっと300名程度(2012年資料)という登頂率の違いからも難易度が示される。1954年イタリア隊の初登頂から昨シーズンまでの63年間で女性登頂者は20名。今年林氏の登頂が加わり、日本人では3人目の女性登頂者となった。
 
【林 恭子(はやし きょうこ) 氏 プロフィール】
1972年生まれ。奈良県出身。
日本山岳ガイド協会認定登山ガイドステージⅡ取得。
2011年に初登山。2013年、単身ヒマラヤ登山に出かけシェルパ2名とともにピサンピーク6,091m登頂。2018年K2(8,611m)登頂。
登山ガイドや登山学校講師を務める他、映像の企画制作も手がけ、2013年、自ら取材・企画・制作・構成を行い、カンボジアの子どもたちの日常を描いたドキュメンタリー番組がギャラクシー賞選奨を受賞。
以来、アジア、アフリカなどの貧困地区で、紛争や貧困、自然災害など過酷な環境で生きる子どもたちを訪ねるフィールドワークと番組の制作を続けている。
 
 
 
*なお、『マーモット』ブランドの直営店「マーモット アルビ大阪店」では、林氏のトークイベント、および、林氏の引率によるアウトドアセミナーを実施予定です。
 
11/8(木) 18:00~ トークイベント(マーモット アルビ大阪店)
      大阪府大阪市北区梅田3-2-135 ALBi内
      http://albiosaka.com/
11/17(土) アウトドアセミナー(関西地区 場所未定)
 
 

180920_MMT.pdf

マーモット

プレスリリース一覧にもどる