「モノを創る力」の向上に向けて
2つのR&Dセンター(シューズ・アパレル)建設開始

株式会社デサント(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:石本雅敏)は、2017年夏に大阪府・茨木市にアパレルのR&Dセンター、韓国・釜山広域市にシューズのR&Dセンターの建設を開始いたしました。当社は、中期経営計画「Compass 2018」において、当社の競争力の源泉である「モノを創る力」を向上させることを重点戦略の一つとして掲げています。両R&Dセンターは、共通コンセプトを設定し、スポーツアイテムとして、様々な競技シーンにおいて使用者のパフォーマンスを引き出す高次元な機能性の開発およびそれを安定的に実現するための品質基準の制定を並行して行います。総投資額は約84億円で、両センターともに2018年夏から秋に稼動予定です。
 
1. R&Dセンター(アパレル)
大阪府茨木市に、敷地面積約22,000?、建屋面積約3,500?、延べ床面積約4,400?(地上2階)のR&Dセンターを建設するにあたり、8月初旬に地鎮祭を執り行い着工いたしました。センターには、人工気象室、スポーツパフォーマンス測定機器、グローバル品質管理試験機、降雨実験室、全天候型トラック、最先端設備アトリエ(型紙作成から縫製までのサンプルを作成するスペース)などを設置し、これまで大阪オフィス内で行っていたR&D活動をさらに強化いたします。アパレルのR&Dセンターでは、これらの設備を活用し、?競技シーンで求められる機能性のトップアスリートとの共同開発、?その機能性を形にするスポーツウエアの開発、?先端設備を駆使した縫製技術開発、?上記?~?を安定的に実現する品質基準の制定、を行ってまいります。
 
2. R&Dセンター(シューズ)
デサントグループで展開するパフォーマンスシューズを開発するため、敷地面積約17,000?、建屋面積約6,200?、延べ床面積約16,000?(地下1階-地上2階)のR&Dセンターを大韓民国釜山広域市江西区に建設しています。建設中のR&Dセンターは、工学的デザイン、製品コンセプトの立案、素材開発などを担う“Design studio(デザインスタジオ)”、製品の人体工学・生体力学的な評価および完成品・部品・素材の物理化学的性能評価を担う“Research lab(リサーチラボ)”、およびラスト・ソール・型紙開発およびサンプル作成を担う“Product lab(プロダクトラボ)”という3つの機能を有します。3つの実験室(人間工学、製品、素材)とトラック(アウトドア・インドア)も設置し、基礎研究から素材試験、サンプル製作、サンプル・製品試験、さらに性能試験までを一貫して執り行い、同センターではランニング、トライアスロン、トレーニング、サッカー、野球などのシューズを開発いたします。
 
 
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R&Dセンター(アパレル) 外観イメージ
 
◆R&Dセンター(アパレル)概要 
所在地 : 大阪府茨木市彩都やまぶき2丁目3番2号
敷地面積 : 22,220?
建屋面積 : 3,487?
延床面積:4,401?
構造 : 鉄骨造2階建て
主要設備:品質試験室、人工気象室、 恒温恒湿室、降雨実験室、パフォーマンス測定棟、トラック、100m走路、アトリエなど
 
 
 
 
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R&Dセンター(シューズ) 外観イメージ
 
◆R&Dセンター(シューズ)概要 
所在地 : 大韓民国釜山広域市江西区ミョンジ地区内の研究2-1敷地
敷地面積 : 17,082?
建屋面積 : 6,256?
延床面積:15,995?
構造 : 鉄筋コンクリート造
地下1階地上2階建て
主要設備:インドアトラック、アウトドアトラック、パフォーマンス測定室、製品試験室、素材実験室、デザインスタジオ、製品テストジムなど
 
 
 
 
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R&Dセンター(アパレル) 地鎮祭の様子

 

 

 
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R&Dセンター(シューズ) 建設工事の様子

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