「シンクロの母」井村雅代ヘッドコーチと共同開発!
『アリーナ』ブランドが、水着のサプライを通して
シンクロ日本代表選手をサポート

株式会社デサントは、『アリーナ』ブランドにおいて、シンクロナイズドスイミング日本代表の井村雅代ヘッドコーチと共同開発した水着を、日本代表選手にサプライします。
井村コーチは、シンクロナイズドスイミングがオリンピックの正式競技となった1984年のロサンゼルス大会以降、指導者として日本を6大会連続でのメダル獲得に導くなどの功績から、「シンクロの母」と呼ばれています。2004年まで日本代表コーチを務め、その後は中国代表・イギリス代表の指導を経て2014年に日本代表のコーチに復帰。選手を輝かせるために、あらゆることにこだわり抜く井村コーチの「日本代表選手に、国内スポーツメーカーの作る高品質な水着を着させたい。」という想いを受け、今回『アリーナ』が共同開発するに至りました。今回の水着は「アスリートファースト」で選手のことを第一に考え、「競技中に選手を1番輝かせる水着」をテーマとして、井村コーチと生地選定から設計、デザインなどについて試行錯誤を繰り返し、「選手の魅せ方」と「機能」に徹底的にこだわりました。
「魅せ方」について、屋外や水中などどのような場面においても選手を輝かせる水着に仕上げるため、東レ株式会社と新潟の老舗工場の協力を得て生地の染色方法に着物などで複雑な模様に用いられる「手捺染(ハンドプリント)」を採用。日本ならではの着物加工で培った技術と知識を用いて1枚1枚手作業で模様の部分のみを刷り上げることで、従来のデジタルプリントでは実現できない鮮明で深みある発色を実現しました。また、スワロフスキー・ジャパン株式会社の協力によりスワロフスキー®・クリスタルを随所に配置し、水着に特別な輝きを付加しています。
「機能」については、東レ株式会社協力のもと、特殊な原糸を高密度に編み立て、防透性に配慮した生地を使用。従来は透け防止のために生地を何枚も重ねて縫製していた水着を1枚の生地で縫い上げることが可能になり、選手同士が水中で掴んだり持ち上げたりする際に生じる生地同士の滑りを軽減しました。使用する生地の分量を少なくすることで軽量化も実現し、選手の動きやすさや体力維持をサポートします。また、選手1人1人の体型や骨格、演技のポジションに合わせて設計や仕様を変更し、水着を着用することで生じる選手の不快要素を可能な限り軽減しました。
『アリーナ』は、井村コーチとこだわりをもって共同開発した水着のサプライを通して、シンクロナイズドスイミング日本代表選手団の活躍をサポートいたします。
 
【井村雅代コーチコメント】    
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『アリーナ』を手がけるデサントの皆さんはとても一生懸命にものづくりに取り組んでくれて、その熱意が選手にも伝わっている。選手にとって水着は戦いに着ていく戦闘服と同じである。その戦闘服を着心地が良く、力を発揮できる状態にしてもらえたことは本当にありがたい。選手達が良い演技をするためには、生地やデザイン、色、型、ゴムのフィット感やメッシュの配置ひとつにまでこだわらなければならない。こだわりのない人に良いものは作れない。今回製作に関わってくれたデサント、東レをはじめとした皆さんもまた、私と同じようにこだわってくれた。今回の日本代表選手は、「選手のために」という観点で自らの試合用水着を作ってもらう経験は初めてであり、気持ちの面でも着心地の面でも従来と比べて全く違うと思う。気持ちが入った良い水着を着ているうちに、選手は不思議とそれが似合うように輝いてくるもの。表情・立ち姿・演技など全てが変わってくるので、気持ちを込めてその選手のその大会のために、水着にもこだわることは非常に大事。それをデサントの『アリーナ』チームが受けて水着を作ってくれたことが、ものすごく嬉しい。選手の演技に関わる方々の努力や技術が結集し、応援の気持ちが込められた水着が本番で選手を輝かせることに繋がると信じている。

 

【井村コーチのシンクロナイズドスイミング指導者としての実績】
1984年 ロサンゼルスオリンピック ソロ・デュエット それぞれ銅メダル 
1988年 ソウルオリンピック デュエット 銅メダル
1992年 バルセロナオリンピック ソロ 銅メダル
1996年 アトランタオリンピック チーム 銅メダル
2000年 シドニーオリンピック デュエット・チーム それぞれ銀メダル
2004年 アテネオリンピック デュエット・チーム それぞれ銀メダル
2008年 北京オリンピック 中国代表 チーム 銅メダル
2012年 ロンドンオリンピック 中国代表 デュエット 銅メダル、チーム 銀メダル
 
【手捺染(ハンドプリント)とは】    
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スクリーンを張った型によって、染料を職人の手により生地1枚1枚に手作業で刷り込んでいく染色技法。型の枚数や色数に制限がないため、デジタルプリントと違い手の込んだ模様を鮮明で味わい深い色で再現することが可能。手作業で1色ずつ刷り込んでいくため手間隙が掛かり大量生産は難しい。正確で均等な染め上がりを実現するためには職人の高い技術力が必要。

※この画像は技法を紹介するもので、実際の柄とは異なります。    

 

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デサントジャパン株式会社 お客様相談室

フリーダイヤル:0120-46-0310

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