モノづくりへのこだわり

DISC OSAKA

DISC OSAKA

コンセプトは「世界一、速いウエアを創る」

2018年にスポーツアパレルの研究開発拠点「DISC(DESCENTE INNOVATION STUDIO COMPLEX )OSAKA」(デサントイノヴェーションスタジオコンプレックス オオサカ)を大阪府・茨木市に開設しました。
「世界一、速い」には2つの意味があります。1つは、競技で勝つための「スピード」を追求するということ。もう1つは開発するウエアをグローバルマーケットで他社に「先駆け」世に出していくという意味です。

DISCを開設したことで、社内で立てた仮説を製品サンプルの形にし、性能を検証するという一連の工程を施設内で完結できるようになり、商品開発の"スピード""ボリューム""質"を高めることが可能となりました。

機能性の追求

製品開発の基礎となるのは、それぞれの競技がどのような動きを伴っているかを研究することです。「DISC OSAKA(ディスク オオサカ)」には、スポーツパフォーマンスの向上、また快適性にこだわった商品を生み出すために「実際」の着用シーンを想定し必要な研究・検証を行うことができる様々な設備があります。
施設内には、直線距離で100m、屋外部分も合わせると1周250mあるトラックも設置しており、レーンの1つには2016年のリオデジャネイロオリンピックで実際に使用されたものと同じトラックの表面を採用するなど、「実際」の競技シーンに近い形で検証ができるような工夫をしています。また、室内の温度と湿度をコントロールできる人工気象室では、-30℃~60℃、湿度10%~95%まで設定が可能で、サーマル発汗マネキンを用いスキーなどの冬場のスポーツや夏場の暑い時期の着用シーンを想定し、ここでも「実際」と近い環境をでウエアの機能性を検証しています。このような設備を活用し、当社が契約するアスリートを招き、トップアスリートの動きを研究することもあります。
また、糸での縫製はもちろん、糸を使わない接着縫製ができるミシンやレーザーカットで型紙が作成できる機械を設置しているプロダクションスタジオでは、水着からダウンジャケットまで幅広いアイテムの型紙作成から縫製まで、製品作成の全工程を行うことができます。


100mの直線トラック


気象条件に応じてウエアの検証をする人工気象室

  • 100mの直線トラック

  • 気象条件に応じてウエアの検証をする人工気象室

クリエイティブな発想

「DISC OSAKA」の施設は、柱や壁を減らし、ほぼ全ての実験室が施設内のどこからでも見えるようなオープンな造りで、アスリートや関係先など社内外に関わらず、様々な人や情報が混じり合う事で、更なるクリエイティブでユニークな発想を促します。
このような画期的な施設の特徴は外部からも認められ表彰する第32回「日経ニューオフィス推進賞」、「平成30年度おおさか環境にやさしい建築賞」などの画期的なオフィスとして賞を受賞しています。

このように、「DISC OSAKA」は、様々な設備を備えた画期的な施設でトップアスリートが世界で活躍するためのウエア、普段使いの中で暑さ対策に役立つウエアなど新しい機能的な商品を生み出しています。

画像提供:(株)竹中工務店

研究開発力

  • DISC BUSAN

    スポーツシューズ研究開発拠点「DISC BUSAN」

  • 研究開発の歴史

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