株式会社デサント

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社長メッセージ

社長メッセージ社長メッセージ

中期経営計画「VISION 2020」がスタート。日本・韓国に次ぐ第三の柱として、中国においてスピード感のある事業展開をいたします。株式会社デサントは、グローバル本社として、さらにグローバル化を推進していきます。

2017年3月期の業績について

2017年3月期の連結業績は、アジア各国、特に韓国の経済不況・政情不安の煽りをうけ想定どおりには伸ばすことができず、また、為替の変動影響を受け、売上高131,543百万円(前年同期比3.1%減)、営業利益8,418百万円(同18.9%減)、経常利益8,631百万円(同21.9%減)の減収減益となりました。一方国内は、構造改革の成果が現れ計画を上回る結果を出すことができ増収増益とすることができました。

アジア全般で厳しい市場環境が続きましたが、重点マーケットである韓国・中国は現地通貨ベースでは増収となりました。その中でも『デサント』ブランドが健闘し、ブランドの持ち味であるシンプルで力強いデザインが、“クール”なブランドイメージとして定着し、消費活動が鈍い当期の韓国市場においても売上を堅調に維持することができています。また、中国においては2016年7月に合弁会社「DESCENTE (CHINA) CO., LTD.」を設立し、2016年中に中国国内に『デサント』ブランドの店舗を6店舗オープンすることができ、予想を上回る好調なスタートを切りました。

2017年3月期、海外での特徴的な取り組みについて

前述した「DESCENTE (CHINA) CO., LTD.」を含む2つの合弁会社設立があげられます。『デサント』ブランドの展開のために中国トップのスポーツカンパニーである安踏体育用品有限公司(ANTA)という良いパートナーと「DESCENTE (CHINA) CO.,LTD.」を設立、現地のエンドユーザーの嗜好にあわせた商品展開や、良い売り場の確保など、我々単独では超えることが難しいハードルをクリアすることができました。また、合弁会社の現地のスタッフが非常に前向きに『デサント』ブランドの歴史や特長を勉強してくれ、ともに『デサント』ブランドの価値向上に努めてくれていることはうれしい限りです。もう一つ、『アリーナ』ブランドの展開のために「SYMPHONY HOLDINGS LTD.」と「ARENA (SHANGHAI) INDUSTRIAL CO., LTD.」を設立し、スピード感のある出店をします。店舗数は2016年末の189店から、2017年末には270店まで拡大する計画です。

サプライ契約にも特徴的なものがいくつかありました。いずれもブランドは『デサント』で、1つは強豪チームで知られるドイツボブスレー・リュージュ・スケルトン連盟へのオフィシャルウエアのサプライです。我々の商品開発力を高く評価されての契約となりブランド価値を高める良い機会になると感じています。2つ目はスイストライアスロンナショナルチームに続き、英国トライアスロン連盟とのサプライ契約を結んだことです。これにより2016年のリオデジャネイロオリンピックの男女メダリスト6人中4名が我々のウエアを着用することになります。

国内で注力している取り組みについて

国内では売場を創る力の向上を目指し、『デサント』ブランドで1店舗、『ルコックスポルティフ』ブランドで3店舗、『アリーナ』ブランドで1店舗の合計5店舗の直営店をリニューアルおよび新規オープンしました。『ルコックスポルティフ』、『アリーナ』のリニューアルオープンした店舗では来店客数が倍増するなど、いずれもスタートから好調です。『デサント』ブランドの新業態店舗「DESCENTE BLANC」は4店舗のうち3店舗がオープンから約1年が経過し、もともと売れ行きが好調であった水沢ダウンに代表されるアウター系商品に加え、シャツ、スウェットなど薄手の商品も売上を伸ばすことができ、年間を通して戦える業態に成長してきました。直営店戦略はブランドとエリアのマッチングの見極めが非常に重要ですので、今後も様々な角度から分析し比較的短いスパンで戦略の立て直しを繰り返し行っていこうと考えています。また、もう一つの売場を創る力である販売員の接客力強化にも力を注いでいます。我々は2005年から販売員を新卒採用してきましたが、生え抜きの販売員が中堅社員となり“売場を創る力”の中心となってきました。我々は商品開発力が強みですが、商品がもっている本来の力をお客様にしっかりと伝えるのは売場にいる販売員です。自社商品を生産している工場の見学や接客スキルアップ大会の開催も引き続き行い、我々の強みを体で感じ、伝えられる販売員となることを期待しています。

2018年3月期に向けての施策について

今後の更なる発展に向け、株式会社デサントを、世界市場でブランドを管理するグローバル本社機能を果たす株式会社デサントと、日本市場に特化し、安定した収益を上げることを目的としたデサントジャパン株式会社に分社し、新体制での事業展開を今年4月からスタートしました。

グローバル本社となった株式会社デサントには、基幹ブランドのうちの4ブランド『デサント』『ルコックスポルティフ』『アリーナ』『マンシングウェア』の世界市場でのブランド価値を高めるというミッションがあります。そのため、“This is DESCENTE.”“This is Munsingwear.”...と捉えられるような、各ブランドを代表するグローバル商品の開発を進めています。各国で企画するローカル商品を維持しながら、どこの国でも「ブランドらしさ」を発揮する商品を開発し、ゆくゆくは各ブランドの商品の約2割をグローバル商品にしていきます。

また、株式会社デサントには、「R&Dセンター」と「デジタルマーケティング戦略室」を設置しました。「R&Dセンター」の建物はまもなく着工ですが、研究開発活動は既に始まっています。アパレルの「R&Dセンター」は大阪府茨木市に建設します。トップアスリートのパフォーマンス発揮に貢献するウエアや衣服内環境を整え快適性を高めるウエアを生みだすための基礎開発を担当する「スポーツパフォーマンス研究開発課」、研究結果を活用しトップアスリートから一般の方まで、多くの方が快適にスポーツを楽しめるウエアを商品化する「みらい開発課」、世界基準でデサント商品の品位・品質のスタンダードを制定し管理する「品質開発課」の3部門が連携しています。シューズの「R&Dセンター」は来年夏~秋頃に韓国釜山で稼働する予定で、各競技において選手の最高のパフォーマンス発揮につながるシューズの研究開発に取り組みます。2つの「R&Dセンター」で”モノを創る力”をより一層強化します。

「デジタルマーケティング戦略室」では、各国のブランドサイトのトーン&マナーを揃えることに加え、国内でのインターネット通信販売売上を5年で5倍にするという目標のもと、商品番号の統一化、在庫管理方法の効率化、ショッピングサイトのアクセスルートの整備など細かい点から堅実に改善活動を始めています。これまでに培った店舗で売る力とうまく連携しオムニチャネルでの成功を目指していきます。

2020年に向けて

2020年に向け「VISION 2020」で定めたブランドごとの“First in the Market”を達成していきたいと考えています。スポーツ市場はますます活性化することが予想され、我々も注目される機会が増えるはずです。注目に値するブランド、商品、組織であるよう事業を拡大していきますので今後ともご指導・ご声援をお願いいたします。

「VISION 2020」および新中期経営計画「Compass 2018」の詳細はこちら

2017年6月
代表取締役社長 石本 雅敏