株式会社デサント

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社長メッセージ

社長メッセージ社長メッセージ

全社員で企業理念を成し遂げ、デサントグループの生きがいとする

「モノを創る力」を強化する取り組みを推進

デサントグループは、この1年のうちに「モノを創る力」を強化してきました。商品開発力向上に向けては、日本と韓国にR&Dセンターの建設を開始しました。また複数の大学や専門学校と産学協同プロジェクトを実施し、他社との差別化を図れる商品を開発しました。生産能力向上に向けては、吉野工場を移転して小ロット短納期商品の生産能力と設計開発能力の拡大をおこない、水沢工場の生産ラインを増設するとともに、自社工場4工場すべてで新卒採用を再開しました。グループ内における研究開発拠点や自社工場は、研究・開発、技術・技能の向上、品質管理を実践し、独自の「デサントスタンダード」を高めていく役割があります。生産を委託している海外の工場にも、縫製技術、品質管理方法、効率的なラインの組み方、補修方法などの必要な項目を、自社工場のトレーニング部隊が出張して伝達・指導しています。「デサントスタンダード」を国内、海外の関係工場に伝えていくことは、各ブランドの商品全体のレベルアップにつながります。日本のモノ創りは国内外で評価されてきており、今後も商品の生産を担う自社工場の役割がますます重要になってくることでしょう。
また、「モノ創りの楽しさや難しさ」を肌で感じてもらう機会を提供するために、専門学校の学生と産学協同プロジェクトを行いました。当社から「長時間走っても、体に痛みを感じない・怪我をしないシューズ」という開発テーマを設定し、学生が商品の企画から制作、当社社員に向けての最終プレゼンテーションまでを行う実践的な授業です。学生ならではの柔軟な発想や視点からの斬新なアイデアが盛り込まれたデザインや商品コンセプトだけでなく、人間工学や科学的に裏付けされたアカデミックなアプローチがあり、当社にとっても新たな視点を持てる機会となりました。今後もこのような取り組みに積極的に参画していきます。

企業理念を軸にグループの一体感を発揮

グループ社員のモチベーションが1つになることは、企業理念にもとづく活動を進めていく上で重要です。株式会社デサントは2017年4月に分社化し、日本事業を独立させ、デサントジャパン株式会社を設立しましたが、会社が2つになることによって社員の心も2つになるのは、あってはならないリスクと考えます。会社を分けるからこそ、より一層、グループの一体感が発揮できるよう様々な工夫を凝らしています。グループが企業理念を軸に動いていることを再認識し、全員がその軸のもとで行動できるよう「企業理念推進委員会」を立ち上げ、企業理念と4つの創業の精神「創造」「挑戦」「誠実」「調和」の浸透をテーマとして活動しています。パソコンを立ち上げたときに現れる、創業の精神をモチーフとした壁紙デザインは、新しく入った社員からも「デサントは面白い会社だ」と好評を得ています。また、20年ぶりに開催した社内運動会では、創業の精神の4つの言葉をチーム名として名付けるなど意識が高まりました。さらに2018年は、浸透から活動のレベルに移していきます。そのひとつとして、2018年度の社員の階層別研修には企業理念と創業の精神の研修項目を織り込みます。ほかにも社員同士の他薦による企業理念と創業の精神を実践している人の表彰や、人事考課への反映を考えています。

会社名とブランド名をミックスする

会社名である『デサント』ブランドがグローバルで評価されてきており、社名のブランドによる求心力が働いてきています。会社名のデサントとブランド名の『デサント』をうまくミックスさせて、さらに推進力を高めていきたいと考えています。分社後、グローバル本社の役割を整理することで、自分たち(各社)がやるべきこととグローバル本社がやるべきことへの整理ができてきました。グローバル本社が求心力を高め、「モノを創る力」とグローバルでブランドを強くしていく力、グループ各社の期待に応えられる力を今後も高めていく必要があります。そうすることでグループ全員が、デサントグループの一員であることに誇りに持てるようになると思います。

仕事は、お客様の笑顔のためにある

日本のモノ創りが国内外で評価されている一方で、世間ではガバナンスやコンプライアンス面での不祥事が発生するなど、その本質が揺らぎつつあります。社員一人ひとりが企業理念を理解し、自分たちの会社は何のために存在しているのか、社会にどのようにして貢献していくのか、自分の仕事をなぜ、誰のためにしているのか、などへの答えをグループ全社員が共有することが企業としての責任でもあります。デサントグループでは、商品の生産からお客様に届けるまで鎖をつなげたように仕事をしています。その中での自分の役割、前後左右の人の役割、そして全体の流れを理解し、ひとつの鎖を完成させるのに全社員が同じ思いを持つことが大事です。お客様の笑顔のために仕事をしているということを忘れずにいれば、会社の利益のために嘘をつくこともないでしょう。会社にとって、利益は大事なことですが、利益は会社の活力であって生きがいではありません。会社自身の生きがいは、企業理念を成し遂げることです。デサントグループは、企業理念「すべての人々に、スポーツを遊ぶ楽しさを」を全員で共有し、今後も誠実な企業活動を続けていきます。

2018年6月