FEATURE

スポーツの暑さ対策は、近赤外線が鍵!

INNOVATION

日差し対策として注目度が高まっている「近赤外線(NIR)」。
デサントジャパン株式会社と花王株式会社は、
デサントの近赤外線をカットするウェアと、
花王の近赤外線をカットする日焼け止めを併用し、
暑熱環境下における活動時の効果を研究。
その結果、「発汗量が減少」「心拍数の上昇を抑制」といった
身体への負担が軽減される結果が得られました!

炎天下のジリジリした熱さの原因
「近赤外線(NIR)」

炎天下にいると感じる肌のほてりや不快感。あの不快なジリジリした熱さの原因は「近赤外線(NIR)」です。
近赤外線は紫外線や可視光より波長が長く、熱をよく伝える性質があり、体表温度を上昇させる要因と考えられています。さらに太陽光に含まれる近赤外線の割合は、紫外線の約6倍です。

実験!

デサントのアパレルの研究開発拠点 DISC* OSAKAにて、
人工気象室で暑熱環境を再現し、軽度の運動を実施。

※試験結果は、所定の試験方法による結果であり、実環境での効果を保証するものではありません

※DESCENTE INNOVATION STUDIO COMPLEX

近赤外線カットを加えることで、発汗量が抑えられました
*1:Tシャツ(近赤外線カット率が低い)・日焼け止め製剤(紫外線カット機能のみ)
*2:Tシャツ(近赤外線カット率が高い)・日焼け止め製剤(近赤外線+紫外線カット機能)
近赤外線カットを加えることで、心拍数の上昇が抑えられました
*1:Tシャツ(近赤外線カット率が低い)・日焼け止め製剤(紫外線カット機能のみ)
*2:Tシャツ(近赤外線カット率が高い)・日焼け止め製剤(近赤外線+紫外線カット機能)

夏は近赤外線カットで、暑さ対策

近赤外線カットで、上手に汗をかき、
身体への負担を減らそう!

体温を上げすぎないことが、
パフォーマンス維持には重要

枝 伸彦 先生

枝 伸彦 先生

獨協医科大学基本医学基盤教育部門(健康スポーツ科学)講師。専門分野は、運動免疫学・運動生理学・運動皮膚科学。早稲田大学で博士(スポーツ科学)を取得後、同大学にて助手・助教・講師(任期付)に従事した後、国立スポーツ科学センタースポーツ研究部を経て、2021年4月より現職。

運動パフォーマンスを維持するためには、体温を最適に保つことが重要です。
ウォーミングアップなどによる適度な体温上昇は運動能力を高めますが、過度な上昇は運動能力の低下を引き起こすことになり、特に深部体温の過度な上昇は、持久性の運動パフォーマンスの低下に深く関わっていると考えられています。

近赤外線は熱をよく伝える性質があり、肌のほてりやジリジリした熱さの原因と言われています。身体は体温が上昇すると汗をかいて熱を逃がそうとしますが、大量の汗による水分の損失は脱水につながり、熱中症のリスク、そしてパフォーマンスを低下させることになります。もちろん、汗をかくのは重要ですが、過度に汗をかいて脱水状態になると、心拍数もあがり「キツさ」を感じます。この「キツさ」は持久力やパフォーマンスにも影響を与えるのです。

近赤外線をカットすることで、適度に発汗や心拍数の上昇が抑制されたということは、身体への負担が少なからず軽減されていると考えられます。暑い時期のスポーツでは、紫外線のみならず、近赤外線対策を行うことがパフォーマンスの維持につながることが期待できそうです。

SUNSCREEN NIR
デサントが開発!

近赤外線と紫外線を
カットするウェア
「サンスクリーンNIR」

サンスクリーンNIRは、強い日差しによるジリジリした熱さの原因である近赤外線をカット。まるで日傘のように太陽の光をブロックし、ウェア内の温度上昇を抑えて-3℃差※のクーリング機能を発揮します。さらに、着るだけで紫外線(UPF値15以上)も防ぎます。

UV(紫外線)カットとNIR(近赤外線)カットを備えたサンスクリーンNIRは、日差し対策に効果的です。※独自の遮熱性試験における当社従来品とサンプクリーンNIRの温度差。実着用では環境によって数値は異なります

サンスクリーンNIRによる紫外線カットの図
サンスクリーンNIRの商品を見る

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