2021年も気付けば11月。2021年は新しい生活スタイルを本格的に取り入れて衣食住をコツコツと進化させていった年でした。
GetNavi編集部も「ULLR MAG.(ウルマグ)」にて、デサントの各ブランドが提案する珠玉のアイテムたちをジャンルを問わず紹介してきました。
そして、今回の記事では2021年秋冬の締めくくりということで、今シーズン編集部員が実際に気になったアイテムをピックアップ。前編はアウター、後編はオンオフ両用で使えるパンツを選び、その魅力をお届けしていきます。
日頃から審美眼を磨いている3名の編集部員が注目したのが、デザインに特化したアイテムよりも、機能性を持ち、うんちくが語れるアイテム。伸縮性や軽量化を意識した動作しやすい設計のほか、はっ水や防臭などの機能素材を用いたウェアは、ライフスタイルをより快適に過ごすための必携アイテムです。
今回はそんな進化が止まらない機能服をチョイスしました。 最後までご一読ください。
フィールドの垣根をなくしてくれる最新難燃ウェア
【難燃】バーナビージャケット(マーモット):18,700円(税込)
ベスト:14,300円(税込)
カットソー:3,520円(税込)
パンツ:参考商品
昨今のアウトドアブームは冷めることを知らず、今もなおその熱が高まっています。休日、家族や友達とキャンプに出かける読者も多いはず。
キャンプの醍醐味の1つと言えば、やはり焚き火。燃える火のゆらめきが非日常へといざない、癒しの効果があることが科学的に立証されています。
しかし、火の粉が飛ぶことによってお気に入りの服に穴を開けてしまうのは避けたいところ。そんなときにおすすめしたいのが、マーモットの「【難燃】バーナビージャケット」。
マーモット/【難燃】バーナビージャケット
こちらは、マーモット初の難燃素材BURN DEFENDER(バーンディフェンダー)を採用。難燃性の繊維や加工を施した素材で燃え広がりを軽減し、火の粉が飛んできても自己消火を促してくれます。
さらに、導電性繊維も織り込まれているので、冬の悩みである静電気帯電防止効果も期待できる機能性を持ち合わせています。
フロント両サイドに設けられた大きめサイズのポケット。
フラップ型の二重仕様となっているので、収納力が優れています。キャンプシーンはもちろんのこと、タウンユースでも手ぶらでいたい派の人には打ってつけ。
大きめのフードにはアジャスターが付いているので、シルエットをアレンジすることが可能。こういったアウトドアブランドらしい仕様も、スタイリングの味付けとなるので見逃せません。
<ツボった理由!>街中でもアウトドアでも活躍してくれるシームレスなウェア
「えぇ、ついこの間もやってしまいましたよ。直火で焚き火ができる施設だったのと、氷点下で寒かったので多めに薪を焚いたら案の定、穴がポツポツと開きました。
というわけで、『【難燃】バーナビージャケット』は本当におすすめ。焚き火に集中できるんですよね。穴を開けるのが怖くて焚き火なんてやってられるか!という視点もあると思いますが、火を集中してずっと見ていたい。
デザイン面もラグランスリーブのボックスシルエットで、至ってシンプル。
ワントーンのアースカラーはフィールドではもちろんのこと、街中でも難なくなじんでくれるので、ユーティリティプレイヤーとして活躍してくれます。」(GetNavi web編集長・山田)
さらっと羽織れて暖かいのがただただ便利
ボアフリースカーディガン(デサント ddd):20,900円(税込)
パーカ:参考商品
パンツ:11,550円(税込)
ニューノーマルな時代となって、仕事もプライベートも家で過ごす時間が長くなりました。そんなときに活躍するアイテムの代表格と言えばカーディガン。
カットソーの上でもサッと羽織るだけでサマになるので、急なリモート会議になったとしても抜群の対応力を発揮してくれます。
その冬用ウェアとして、今回選んだのがデサント ddd(ディーディーディー)の「ボアフリースカーディガン」です。
デサント ddd/ボアフリースカーディガン
カーディガンとは言っても、ボディにはニットではなくボアフリースを採用。
見た目も触り心地も暖かさがありながら、裏地にはデサントが独自に開発したプラス5℃という圧倒的な発熱保温機能を持つHEAT NAVIを使っているんです。
ボアフリースとは言っても毛足は短め。ボリュームを出しすぎると子どもっぽい見た目となってしまいますが、絶妙なバランス感はさすが。
加えて、単色のデザインとなっているので合わせるアイテムを選ばないのも魅力です。
裏地の素材HEAT NAVIは、冬季の少ない太陽光のエネルギーでも効率良く熱へと変換してくれるので、保温性は申し分ないでしょう。
<ツボった理由!>冬のワードローブに加えておいて損はない
「室内でちょっと寒いなと思ったときにアウターを着るのは仰々しいですが、これぐらい機能的かつライトなウェアを1つ持っておくと便利ですよね。
天気が良い日にちょっと買い物へ出かけるときは、アウターをプラスせずともこのカーディガンを羽織っているだけで問題ありません。
オーバーサイズなのでほど良い大人のゆるさも演出できます。今年の秋冬はさらっと羽織れるカーディガンを探していたので、かなりビビッときました!」(GetNavi web編集部員・野田)
水沢ダウンの新作は3WAYの着こなしが楽しめるベスト型
水沢ダウンベスト“デュアリティ”(デサント オルテライン):121,000円(税込)
パンツ:36,300円(税込)
その他スタイリスト私物
デサントのアウター類で忘れてはならないのが、やはりオルテラインの水沢ダウン。国内でも希少なダウンウェアの一貫生産体制を持つ、岩手県奥州市にあるデサントアパレル水沢工場で製作。
ブランドが誇る特殊なテクノロジーと、これまでに蓄積されたノウハウを結集した高機能なダウンジャケットは、老若男女から絶大な支持を集めています。
そんな水沢ダウンからは、ブランド初となるベスト型の新モデル「デュアリティ」をチョイス。
デサント オルテライン/水沢ダウンベスト“デュアリティ”
ベスト型と言っても、デュアリティは実に奥が深いのが特徴。
脱着が可能なハードシェル素材のアームに加え、フードも取り外しできるデタッチャブル仕様で3通りの着こなしが楽しめるというギミックがあります。
環境や気分によって使い分けることができる仕様は、機能美を追求するデサント オルテラインならでは。
そして、ベスト部分は熱接着ノンキルト加工とシームテープ加工により高い防水性能を発揮。
中綿に関しても、動物福祉の観点から「DOWNPASS」認証を取得したトレーサブルダウンを使用しています。シリアルナンバーによる厳正な管理を行うことで、すべての羽毛の調達過程を追跡することができるのです。
フロントジッパー部分に採用されたデュアルジップベンチレーション。
ジッパーの受けが2列用意されており、メッシュ生地を表に出すことでジャケット外より空気を取り込み、衣服内にこもりやすい不快な熱や湿気を逃がすことができる画期的な機能です。
取り外し可能なフード部分。フードにも水の流れをコントロールするストリームラインテクノロジーを搭載しています。
<ツボった理由!>気温に合わせて自由に着こなせる!
「水沢ダウンでは初となるベストという点が気に入ったポイントです。昨今は、冬でも暖かい日があってベストでも十分というケースも珍しくありません。
一方で、出社したり外出したりで帰宅が遅くなってくるとフードありのダウンがあったら便利だし、ビジネスカジュアルを意識するならフードなしのほうがハマったりと、天候や時間やシーンに合わせてハイブリッドに使える点がとても今風だと思います。
着用してみると、ダウンとは思えないほどシルエットも綺麗! 決してリーズナブルな価格ではありませんが、それだけの価値がある一品です。」(GetNavi副編集長・青木)
今冬の暖かい相棒をゲットして快適に過ごしましょう
ここまでお送りしてきました編集部員がイチオシするアウターコレクション。こだわりの視点からバラエティに富んだラインナップとなっていましたが、いかがだったでしょうか。
きっとあなたの体も心も暖めてくれるワードローブとなること間違いなしでしょう。
デサントでは、今回紹介したアイテム以外にも各ブランドから個性豊かなアウター類が多数リリースされていますので、ぜひ自分の相棒を見つけて今冬も快適に過ごしてください。
撮影/大田浩樹
スタイリング/宮崎司
文/マイヒーロー
モデル/加藤文也(HEADS)
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