2020年にスタートしたルコックスポルティフ(ゴルフ)(以下ルコックゴルフ)の新ライン「RIJOUME(リジューム)」の秋冬モデルについて、ルコックスポルティフ契約プロゴルファー塩見好輝選手にインタビュー。ゴルフウェアへのこだわりや秋冬シーズンのウェアの選び方、ご自身の結婚を通して感じた「ゴルフへの姿勢の変化」や、今後の目標などについても語っていただきました。
勝負日は好きな色のゴルフウェアでモチベーションをアップ。塩見選手が考えるゴルフとファッション
――塩見選手は普段、どんな基準でゴルフウェアを選んでいますか?
塩見:ウェアの機能性によってパフォーマンスが変わってくるので、まずは「動きやすさ」が一番ですね。その次に「色・デザイン」や「着たときのシルエット」を意識して選んでいます。
――色のこだわりなどはありますか?
塩見:ゴルフの試合は4日間続くので、その期間中は日によって違う色の服を着たいという気持ちはありますね。
基本は白と黒をベースに、天候によってどの色のウェアを着るかを決めています。例えば雨の日は泥がはねるので暗い色にしますし、晴れた日は黒だと暑いので白っぽい服にします。
あと勝負の日は、ネオンカラーなど自分の好きな色を選びがちですね。初日と最終日はやはり気合いが入るので、一番気に入っているウェアを着たいです。
秋冬のゴルフウェアは着ぶくれせずに一枚で暖かいものがベスト
――秋冬のゴルフウェアを選ぶポイントを教えてください。
塩見:やはり冬は「体温調節がいかに上手くできるか」が大切ですね。寒いと身体が動かないし、かと言って着ぶくれてしまうと思うように動けない。なのでセーターなどの伸縮する素材を着ていますが、風までは防げないので強風の日は寒いです。防風も可能なストレッチ素材のアウターが一枚あると便利だと思います。
いつもベストなパフォーマンスをするために。帽子などの小物も天候で判断
――帽子やサンバイザーなどの小物使いで意識していることはありますか?
塩見:ウェアと同じく、やはり天候で判断しますね。風がなくて陽気がよいときはサンバイザーを使いますし、反対に風が強い日は帽子をかぶります。それから…朝早くて髪の毛のセットが面倒なときも帽子でごまかしますね(笑)。
春夏は暑いので白い帽子しかかぶりませんが、秋冬になると帽子の色のバリエーションが増える楽しみもあります。
普段着はシンプル&シルエットを重視して
――オフのときはどのような服を着ていますか?
塩見:普段は、だぼっとしたオーバーサイズのトップスに、スキニーパンツを合わせることが多いです。デザインは文字やラインなどのワンポイントが入っているくらいの、わりとシンプルな物が好きですね。柄や色というよりはシルエットを重視しています。
ゴルフは思考から大きな影響を受けるスポーツ。「結婚によって“ゴルフへの覚悟”が決まりました」
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――塩見選手と言えば「キレのあるスイング」が評判ですが、ご自身ではどう分析されていますか?
塩見:ありがとうございます(笑)。スイングのキレは自分ではあまり意識していないのですが、今は年齢的にキレのある動きができているのだと思います。40歳くらいまでは今のまま頑張れると思うのですが…これをいかに維持できるかが今後の課題ですね。
――「ドライバーに苦手意識がある方」に対して、練習方法などアドバイスをお願いできますか?
塩見:ドライバーが苦手な方に対して僕が最初に言うのは、「スイングのフォームばかりを気にし過ぎない」こと。「もっと脇を締めて…」など細かい部分はあまり考えずに、とにかくボールだけ見て打つ。
身体は考えれば考えるほど固まりますし、緊張すると肩が上がって力が入り過ぎます。そうなると、本来の自分の可動域を生かしたスイングができません。正しいアドレス(ゴルフボールを打つ前の動作全般)だけを意識して、程良くリラックスした状態でスイングすることを試してみてほしいですね。
結婚を通して生まれた責任感。今までよりも結果にこだわるプレーをするように
――塩見選手は今年ご結婚されましたが、ゴルフに対する姿勢などに変化はありましたか?
塩見:実は僕、昔から先輩に「早く結婚して、家族を持った方がよい成績が出るよ」と言われていたんです。そして、実際に結婚してみてその言葉の意味が分かりました。「きちんと結果を出さないと」という責任感が生まれましたね。
――家の大黒柱としての責任感ですね。
塩見:そうですね。これまでは地に足がつかないプレーをしてしまうときもありましたが、結婚を機に覚悟が決まったという感じです。もうすぐ子どもも生まれるので、父親としてもしっかりと家族を支えていけるようにより一層頑張っていきます。
――去年の日本オープンでは、後続に4打差をつけて単独首位で最終日を迎えられました。試合後の感想はいかがでしたか?
塩見:それまでリードしていたにも関わらず、最終ラウンドで崩れてしまったことが悲しくて悔しかったですね。今までで一番自分に失望して、「本当は自分にゴルフは向いていないのかもしれない」とまで考えさせられた試合でした。
――そのときの悲しさや悔しさから、どのように次の試合に向けて気持ちを切り替えましたか?
塩見:結果は振るわなかったものの、いつも応援して下さっている方に「少しでも良いところを見せられて良かったな」と、プラスに考えるようにしました。去年の日本オープンほど注目された試合は今までなかったですし、あの経験をしたからこそまた次に生かせる部分は大きいと思います。
――新型コロナウイルスの影響で色々な試合や大会が中止されている現状ですが、そのなかでの今後の目標を教えてください。
塩見:試合は努力の成果を発表して、自分でも実力を確認できる機会です。そんな試合が中止になってしまうことはやはり残念ですね。だから僕は開催されるトーナメントには、感染予防の対策をしっかりとした上でできるだけ積極的に参加したいと思っています。
あとはオフの時間にはSNSやYouTubeなどを通して、ゴルフの楽しさを少しでも発信していきたいですね。
「RIJOUME」の秋冬シーズンが新展開。塩見選手が注目したのは「ナイロンアクティブストレッチブルゾン」
左:le coq sportif GOLF (ルコックゴルフ)【RIJOUME】ナイロンアクティブストレッチブルゾン
真ん中下:le coq sportif GOLF (ルコックゴルフ)【RIJOUME】ウールナイロンカシミヤセーター
右:le coq sportif GOLF (ルコックゴルフ)【RIJOUME】ハンガリーダウンストレッチベスト
真ん中上:le coq sportif GOLF (ルコックゴルフ)【RIJOUME】ベアモクロディ長袖シャツ>>詳細はこちら
――「RIJOUME」のコンセプトである“NEO ATHLETE”。アスリートの塩見選手から見て、「RIJOUME」のウェアはいかがでしたか?
塩見:実際に今年の春夏は「RIJOUME」のウェアでプレーしましたが、本当に動きやすかったです。プロゴルファーも趣味でゴルフを楽しんでいる方も、色々な方にフィットするアイテムだと思いますね。
――先ほど秋冬のゴルフウエアの選び方を伺いましたが、「RIJOUME」の秋冬ウェアで気になるアイテムはありましたか?
塩見:やはりアウターです。このアウター「ナイロンアクティブストレッチブルゾン」は手元のゴムで冷気が入ってこない工夫もされているし、タイトだけれどよく伸びる素材なので、とても着心地がいいです。縦横に伸びる4WAYストレッチ素材が使われているそうなので、キレのあるスイングを支えてくれると思います。
機能性は抜群なのに、ボア素材やポケットの存在がカジュアルなスタイルに見せてくれるのもおもしろいと思います。
「ゴワつかず、体温調整も容易」。プレー中も快適に
塩見:今まではインナーを着込んでいましたが、このアウターがあれば一枚で簡単に体温調節ができそうですね。軽くてゴワつかないし、ストレスも感じません。
それに、防風アウター特有の「シャカシャカ音」がしないことも、集中力が必要なゴルフをやる上ではありがたいポイントです。
「スタイリングの幅が広がります」。ファッションを楽しむ大人のゴルフコーデに最適
――デザインの印象はいかがですか?
塩見:これまでのルコックゴルフのアイテムと比べて、「RIJOUME」は全体的にシルエットがすっきりしていると思います。ボディラインもきれいに出ますし、スタイリッシュですよね。差し色で入っているネオンカラーも気に入っています。これを着て早くプレーがしたいので、今から冬が待ち遠しいですね(笑)。
撮影協力:取手国際ゴルフ倶楽部
<プロフィール>
塩見好輝
1990年生まれ大阪府出身。11歳からゴルフをはじめ高校生の時には埼玉栄高校の主将として「全国高校選手権」で初優勝に貢献。東北福祉大学でも主将を務め、2012年には『全国大学対抗戦』をはじめ5つの団体タイトルを獲得。2012年にプロへ転向。2019年10月の「日本オープン」では後続に4打差をつけてサンデーバックナイン入り、初優勝に迫る健闘を見せた。2020年4月に結婚を発表。