モノづくり
2022/12/15
岩手県久慈市侍浜小学校にてICTを活用した遠隔授業「新しい体育着を考えよう」を実施
当社は2018年度より、静岡大学及び一般社団法人「プロフェッショナルをすべての学校に」と協力し、
スポーツ人口の拡大と地方・離島の学校における教育格差の解消を目的としてICT(Information and Communication Technology)を
活用した遠隔授業に取り組んでいます。
今年度は計5校での遠隔授業を予定しており、
その3回目として「新しい体育着を考えよう」をテーマに11月29日(火)に岩手県久慈市侍浜小学校にて授業を行いました。
当社の商品企画チームのマーチャンダイザーとデザイナーが講師となり、小学生が事前に考えた体育着のアイデアに対して、様々な角度からアドバイスをしました。
以下、小学生のアイデアと講師のコメント(抜粋)を紹介いたします。
(小学生)「転んだ時にケガをしないように膝の布を二重にしたい」
(講師)「膝部の厚さを二層にすることで安全性に配慮できていることが素晴らしいと思う」
(小学生)「足首が出て寒いので、トレンカのようにズボンの裾に輪っかのゴムを付け靴に引っ掛けられるようにしたい」
(講師)「靴に引っ掛けるより、足首にゴムを入れて締まった作りにするともっと良くなるのではないか。足首にゴムを入れるほうが中に空気の層ができ、熱を逃がさない効果もある」
また、その後の質疑応答では、
(小学生)「いつもどんな気持ちでウェアを作っているか」
(講師)「スポーツをする人がよりプレーに集中できたり、楽しんでプレーできるようにと思いながら作っている」
(小学生)「仕事のやりがいはなにか」
(講師)「実際にスポーツ選手と仕事をする機会があること、ウェアを作った選手やチームが活躍することがやりがいにつながっている」
など、仕事をするにあたり心がけていることに関する質問を多く頂きました。
授業後には生徒の皆さんから、
「普段スポーツウェアを作っている⼈と話せないから、とても貴重な機会だった。スポーツをする⼈が着心地がよく、動きやすいように作っていることがわかった。」
「デサントという会社はこの授業の前はあまり知らなかったけど少し興味が湧いたし、作る側の⼈の思いが伝わった。」
など嬉しい感想を頂きました。
今年度は残り2回のICT授業の開催を予定しています。