モノづくり
2022/12/01
長崎県大村市立萱瀬小学校にてICTを活用した遠隔授業「新しい体育着を考えよう」を実施
当社は2018年度より、静岡大学及び一般社団法人「プロフェッショナルをすべての学校に」と協力し、
スポーツ人口の拡大と地方・離島の学校における教育格差の解消を目的としてICT(Information and Communication Technology)を
活用した遠隔授業に取り組んでいます。
今年度は計5校での遠隔授業を予定しており、
その第2回目として「新しい体育着を考えよう」をテーマに11月8日(火)に長崎県大村市立萱瀬小学校にて授業を行いました。
当社の商品企画チームのマーチャンダイザーとデザイナーが講師となり、小学生が事前に考えた体育着のアイデアに対して、様々な角度からアドバイスをしました。




以下、小学生のアイデアと講師のコメント(抜粋)を紹介いたします。
(小学生)「伸び縮みするように、ポリウレタンの生地で体育着を作りたい」
(講師)「ポリウレタンは伸縮性に優れている一方で、熱に弱く劣化もしやすいので、スポーツウェアには型崩れせず長く着られるポリエステルを使うことが多い」
(小学生) 「ファスナーで袖が取り外しでき、長袖を半袖に変えられる体操服にしたい」
(講師)「暑さや寒さをしのげる良いアイデアだが、ファスナーは地面やボールが触れたときに怪我をする可能性があるので、マジックテープのような面ファスナーが良いのではないか」

その後の質疑応答では、
(小学生)「なぜこの職業についたのか。」
(講師)「選手をはじめスポーツをしている人たちの役に立ちながら、みなさんにスポーツの楽しさを知ってもらいたいと思ったから。」
「小さい頃からスポーツとモノづくりが好きで、好きなことを突き詰めていってデザイナーになった。
みなさん好きだと思うことを続け、極めていってほしい。」とメッセージを送っていました。

授業後には生徒の皆さんから、
「アイデアを考えるのは好きだから、とても楽しかった。また機会があったら積極的に参加したい。」
「今日はとても緊張した発表だったが、講師の2人が笑顔で接してくれたので、話しやすかった。」
などの感想を頂き、楽しく授業に参加していただけた様子でした。
今年度は残り3回のICT授業の開催を予定しています。