モノづくり
2025/08/05
甲賀市立甲南第三小学校にて ICTを活用した遠隔授業「新しいスポーツウェアを考えよう」を実施
当社は2018年度より、静岡大学及び一般社団法人「プロフェッショナルをすべての学校に」と協力し、スポーツ人口の拡大と地方・離島の学校における教育格差の解消を目的としてICT(Information and Communication Technology)を活用した遠隔授業に取り組んでいます。
今年度は「新しいスポーツウェアを考えよう」をテーマに、第二回目として、7月17日(木)に甲賀市立甲南第三小学校の6年生3人を対象に授業を行いました。
学校の子どもたちが、自分たちが着ている体操服の課題や、困っていること、それに対する解決案などの発表を行い、当社社員が講師として素材やデザイン面など、様々な角度でアドバイスをしました。

甲賀市立甲南第三小学校の子どもたちが一人ひとり発表する様子

以下、小学生のアイデアと講師のコメントを紹介いたします。
(小学生)「汗の吸収と速乾性を実現するために、サラサラの生地を使用し、糸と糸の隙間を大きくし、風を通しやすくしました。」
(講師)「汗の吸収と速乾性の2つを実現するために非常に良く考えられた体操服だと思う。実際の商品では2つの布を重ね合わせることでその間から空気が入るように工夫をしている商品もありますよ。」

また、その後の質疑応答では、
(小学生)「仕事をしていて、嬉しいことはありますか。」
(講師)「自分がデザインしたウェアを買ってくれたお客様の“着心地が良いです”や“色が素敵で買いました”と言ったようなお声をいただいた時は、お客様に寄り添えた気持ちになり嬉しいです。」
(小学生)「なぜ、この仕事をしようと思ったのですか。」
(講師)「絵を描くことや物作りが子供の時から好きで、お洋服も大好きでした!運動会でクラス全員お揃いのハチマキを作ることになったのですが、率先してミシンをかけて作っていました。自己表現の1つがたまたまデザインをすることであり、それが仕事につながりました。みんなの今好きなことやこれから好きになっていくものが、もしかしたらお仕事に繋がっていくかもしれませんね。」
など、デサントでの仕事に関連した質問が多く出ました。

授業後には子どもたちから、
「⽩は⽩でも透けにくい⽩と、透けやすい⽩があると知りびっくりしました。デサントさんは、いろいろなことに気を付けてスポーツウェアを作っているのだと分かりました。」
「⾃分の考えに対して、詳しくアドバイスをしてくれて、とても分かりやすかったです。そのおかげで、企画する仕事に少し興味をもてました。」
などの嬉しい感想を頂きました。
今年度はあと3回のICT授業を開催予定です。