スキマ時間を有効活用! 今日から始める簡単美容ストレッチ(前編)
トレーニング・フィットネス
2017年2月 3日
スキマ時間を有効活用! 今日から始める簡単美容ストレッチ(前編)

美容意識が高くても、仕事や育児に追われている女性は、体のメンテナンスに中々時間を割けないもの。そこで知っておきたいのが、日常のちょっとした"スキマ時間"にできる簡単な美容ストレッチ。少しの時間で美しさをもたらすストレッチ法を、「からだメンテナンス」クラス主宰の水井博子さんに伺いました。
今回は前編として、自宅でできる簡単美容ストレッチを紹介します。
自宅でできる、美容ストレッチ3つ
イスに座ってのストレッチ
- 両手をイスの背もたれに回し、胸全体を広げます。
- 腰骨(ベルトライン)は座面と並行で、骨盤は垂直になるように。前傾・後傾になるのはNGです。
- 尾てい骨がイスの座面に触れないよう意識しましょう。
猫背の人などは、肺が圧迫されて呼吸が浅くなり、血流が悪化。ムクミなどにつながるもの。それを解放するストレッチです。お子さんのいる方も、日々の抱っこで上半身が固まりやすいので、その対策として有効です。
悪いストレッチ例
猫背になっているため×。
胸を張りすぎているため×。
寝る前、ベッドでのストレッチ
- うつ伏せに寝ます。
- 片足を上げ、体の反対側へと持っていきます。
- 上げた足側の手を肩からまっすぐ伸ばします。
- 片側15〜30秒ずつ、左右それぞれ伸ばします。
寝る前におすすめのストレッチです。全身が伸びるため呼吸が楽になり、血流促進やムクミ解消に。特にお子さんのいる方は、添い寝の際に体が固まりがちなので、柔らかくしましょう。また、「腸腰筋(ちょうようきん)」という体の奥にある筋肉の伸縮にも効果的。凝りがちな腸腰筋のコンディションがよくなると、基礎代謝が上がり、体の中から美しさを保てます。
起きた後、ベッドでのストレッチ
- 仰向けにまっすぐ体を伸ばして寝ます。
- 身体で"カーブ"をつくるように、両手両足を左右どちらかに寄せていきます。
- 片側15秒ずつ左右に伸ばしましょう。
- 伸ばす際はお尻の両側がベッドに着いているように。片側のお尻が浮いてしまうのはNGです。
- 伸ばした後は、必ずゆっくりと元の体勢に戻しましょう。
これも腸腰筋のストレッチに最適の方法です。ポイントは、伸ばした後に時間をかけて元の姿勢に戻すこと。ストレッチは「伸ばすだけ」でなく、「伸ばして縮める」までが重要です。
悪いストレッチ例
片側のお尻が浮いているため×
さらに本格的なストレッチをするなら...
今回は手軽にできるストレッチを紹介しましたが、ポイントを抑えストレッチの種類などを変えると、たくさん汗をかくことができます。血行や代謝がよくなり、健康につながります。ただしその分、こまめに汗を拭いたり肌離れの良いウエアを着たりするなどの注意も必要。衛生面や汗のベタつきに配慮すると、快適なストレッチになるのではないでしょうか。
監修/水井博子
小林紀子バレエ・シアターに入った後、劇団四季に11年間在籍。役者として多数の作品に出演しただけでなく、ダンスキャプテンやバレエ講師も務めた。退団後、「からだメンテナンス」クラスを主宰。女性のための運動プログラム開発やインストラクター、バレエ講師などの活動をしている。
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