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アウトドアスタイル・クリエイター四角友里さんに学ぶ!
登山初心者も山が楽しくなる6つの言葉

アウトドアスタイル・クリエイター四角友里さんに学ぶ! 登山初心者も山が楽しくなる6つの言葉

9月10日、下北沢の本屋「B&B」にてアウトドアスタイル・クリエイター四角(よすみ)友里さんとアウトドア誌『ランドネ』副編集長・佐藤泰那さんのトークイベントが開催されました。7月に2冊目の著書『一歩ずつの山歩き入門』(エイ出版社)を発売し、アウトドア好きたちから熱い支持を受ける四角さん。そんな四角さんに教えていただいた、「初心者でも山歩きやアウトドアがもっと楽しくなる6つの言葉」をご紹介いたします。

「人より時間がかかったぶん、楽しめる!」

「人より時間がかかったぶん、楽しめる!」

元は超がつくほどの運動オンチで体力がなかったという四角さん。憧れの山だった北アルプス・涸沢(からさわ)を目指したときも、実に7年かけ、トライを重ねて徐々に着地点を伸ばしていったのだとか。体力に自信がなかった四角さんでしたが、あるとき、心を軽くしてくれたのは「人より2倍時間がかかったぶん、2倍景色を楽しめたんだね」という山の先輩からの言葉だそう。
山の楽しみ方は人それぞれ。「“楽しい”と感じながら笑顔で歩けるペースが、自分のペース。価値観もペースも、それぞれ違っていいんです」と四角さんは言います。

「ステップアップしなくたって」

「ステップアップしなくたって」

次はもっと標高の高い山へ行きたい! と、目標を立てることも山の楽しみのひとつ。けれど、「幅を広げていく」楽しみ方もあるというのが四角流のアウトドア。同じ山でも違う季節に通ってみたり、友人を誘って登ってみたりすることで、新たな魅力を発見できます。
「山の感動は、標高や難易度に比例しない。どんなレベルでも山が見せてくれる特別な景色がある」と四角さん。年代を越えて続けていけることも山歩きのよさです。初心者のうちから、「早く上級者になりたい!」と焦ることはありませんよね。

「発想の転換で楽しむ」

「発想の転換で楽しむ」

楽しみにしていた登山の日に雨……そんな時のために、四角さんは”とっておきのルート”を決めているのだそう。
例えば北八ヶ岳の白駒池のコケの散策路や、高見石小屋でゆったりと山小屋ごはんを楽しむプランなど。
「雨だからこその景色を楽しむ」という、発想の転換です!「自然にとって雨は嬉しい存在であるはず。……雨の日の山歩きは、そんな自然の喜びの表情を受け止められる素敵な機会だと思います。だからこそ、雨を“ハズレ”と思わないような気持ちでいたいんです。」
登山に慣れないうちは想定外のことに一喜一憂してしまうものですが、そんなときは発想を転換してみるといいかもしれません。

「小さな失敗は財産」

ハイドレーション(チューブ付きの水筒)から水が漏れていたというアクシデントや、斜面でトイレットペーパーを落としコロコロ転がっていってしまったエピソードなど……四角さんは登山の失敗談も著書の中に盛り込んでいます。登山経験者なら、『あるある!』と共感してしまうエピソードもたくさん。
そんな小さな失敗も、山歩きでは学びとなり、財産になっていくもの。あとから振り返ったときにみんなで笑えるのも、案外こんな失敗ですよね。

「山は想いを受けとめてくれる」

「山は想いを受けとめてくれる」
photo by 小澤義人 「一歩ずつの山歩き入門」より

登山を初めて6年目、常念岳(じょうねんだけ)への縦走に挑戦した際、一度目は登頂を諦め悔しい思いをしたそう。二度目のチャレンジで登頂を果たしたときに、山は自分を待っていてくれていたと感じたといいます。さらに、常念岳の頂上からの眺望には、初めて山歩きをした上高地と、7年間憧れ続け、夢を叶えた涸沢カールが!
「山が用意してくれていたもう一つのプレゼントでした」と四角さん。登頂断念は悔しいけれど、何度もトライすることでの達成感も、きっとあるはず。そして憧れの場所に立ち、夢がかなったはずなのに、その先に見える景色に、また新しい夢が広がっていく……それが山歩きの魅力ですね。

「山ウェアは、山を楽しむためのひとつの入口」

「山ウェアは、山を楽しむためのひとつの入口」

山スカートをはじめ、いろいろなウェアやグッズのプロデュースも手がける四角さん。機能性が高く、快適な山ウェアをプロデュースするのは、「もっとアウトドアを楽しむ女性が増えてくれたらいいな」という想いがあったからといいます。
「山スカートは見た目のかわいさもあるけれど、着替えの便利さや、和式のトイレでズボンより楽という機能性で優れた面もあります。女性特有のわずらわしさを減らしてくれるウェアがあれば、女性が自然のなかに一歩を踏み出すキッカケになるのでは……という気持ちがありました」。

身につけるものが快適だったり、お気に入りのものだったりすると、よりモチベーションがあがる…という経験は誰にでもあるはず。自分らしい、こだわりのウェアを探すことで、もっとアウトドアが楽しくなりそうです。

レインウェアをお薦めします。

最後に、四角さんにアウトドア初心者が最初に1点買うべきだとしたらどんなグッズを買うべきかについて聞きました。最初からあれもこれも…とそろえるのは大変。迷ったら何を買うべき?
「レインウェアをお薦めします。レインウェアがあれば雨風をしのげるし、防寒具にもなります。街でもジャケットとして着られるようなデザインのものも増え、傘と違って両手が空くのでゲリラ豪雨や台風の際にも役立ちますよ。なので、レインウェアは機能性を重視して選んで! お値段がちょっと高くなりますが、その分ずっと使えるし。雨が降ってくると気持ちが沈みがちになりますが、そういうストレスを感じてしまいそうな環境のときに使うグッズほど、高機能のもので、心が明るくなるようなお気に入りの色のものを選ぶといいかもしれません」

(ライター:野出木 彩)

四角友里(よすみゆり)
アウトドアスタイル・クリエイター。商品プランナー、着物着付け師の仕事を経て、2010年ニュージーランドへ移住。現在は東京と行き来しながら女性のアウトドア普及のためさまざまな活動を行う。自身の登山のノウハウを詰め込んだ『一歩ずつの山歩き入門』(エイ出版社)が好評発売中。
https://www.facebook.com/yuri.yosumi
www.respect-nature.com

四角友里さんとマーモットのコラボレーション商品の情報はこちら
http://www.marmot.jp/collaboration_13fw/

一歩ずつの山歩き入門

『一歩ずつの山歩き入門』(エイ出版社)

山に憧れるすべての女性へ向けて書いた山歩きの入門書。
具体的なプランの立て方から山ウェアの選び方、適した山道具の準備、歩き方のコツや山小屋での過ごし方まで。山に惹かれつつも小さな一歩を踏み出せず戸惑うあなたへ、勇気をくれる一冊です。

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